ゲーミングキーボードには、種類によって打鍵感の良い物や静音性の高い物があります。1番人気は打鍵時の静音性が高いゲーミングキーボードです。
ゲームは激しいキーボード操作を行うため、打鍵音が気になりゲームに集中できないこともあるでしょう。
この記事では、ゲーミングキーボードの選び方・実際におすすめするゲーミングキーボードを紹介します。
初代のiMac G3から、20年以上Macを使い続けているAppleファンな人です。新しいガジェットが発売すると、物欲が抑えられず散財。溜まり続けるガジェット知識を消化すべく、ブログとnoteで発信しています。2021年はWindowsの自作ゲーミングPCを作り直す予定です。
まずはタイプごとの静音性を理解しよう
ここではキーボードのタイプに分けて、静音性について解説していきます。
- メンブレン
- パンタグラフ
- メカニカル
- 静電容量無接点
メンブレン
メンブレンキーボードは最も種類が多く、とても安いという特徴があります。一般の家電量販店で購入できるキーボードはほとんどメンブレンです。
メンブレンは静音性の高いキースイッチではありませんが、使用時に気になるというほどではありません。
デスクトップPCに付属しているキーボードをイメージして頂ければ、打鍵時の使い勝手は分かりやすいと思います。
パンタグラフ
パンタグラフキーボードはノートPCに使用されることが多く、静音性に優れた薄いキースイッチの構造をしています。
パンタグラフは静音性の高いキースイッチで、価格も安くコスパに優れています。キースイッチが薄く、キーの押し込み量が少ないため、打鍵感は快適とは言えません。
価格の安さは魅力のため、コスパ重視で静音性の高いキーボードを探している人向けです。
メカニカル
メカニカルキーボードはゲーミングキーボードに多く採用され、キースイッチの軸によって、性能をカスタマイズすることが可能です。
打鍵感を重視した軸・静音性を重視した軸・スイッチの反応速度を重視した軸があり、使用用途に合わせて使い分けます。
そのため、メカニカルキーボードはメンブレンやパンタグラフに比較して価格が数倍高くなります。
静電容量無接点
静電容量無接点キーボードは最も静音性に優れており、最高の耐久性を誇っています。
無接点という名前の通り、打鍵時にキースイッチが底を打つ感覚はありません。物理的に接点が接触しないため、静音性と耐久性にとても優れています。
ただし、静電容量無接点の欠点は価格が非常に高いことです。メカニカルキーボードよりも価格が高く、30,000円前後する高級キーボードになります。
メカニカルタイプにこだわる方は構造(軸)で選ぼう
やはりゲーミングキーボードとなると、メカニカルキーボードを購入したいと言う方も多いでしょう。
メカニカルキーボードと言っても実際にはその中で3つのタイプがあります。
そこでここでは静音性にフォーカスしながら、3つの対応の特徴について解説していきます。
結論から言うと、静音性を求める場合はリニアタイプ(赤軸)がおすすめです。
- リニアタイプ(赤軸)
- タクタイルタイプ(茶軸)
- クリッキータイプ(青軸)
リニアタイプ(赤軸)
リニアタイプは最も静音性に優れたメカニカルキースイッチです。
タイピング時の打鍵音が小さいため、ゲームや記事執筆などの用途に向いています。
ゲーム実況者に人気があり、実況中の打鍵音が入りづらいため、とても使用率の高いキースイッチです。
しかし打鍵音が小さくキーを押した感覚が少ないため、打鍵時の打ち心地はあまり良くありません。
タクタイルタイプ(茶軸)
タクタイルタイプは打鍵音が小さく、打鍵時の打ち心地も比較的良いメカニカルキースイッチです。
タクタイルタイプは静音性のリニアタイプと打ち心地の良いクリッキータイプの中間に位置しています。リニアタイプでは打鍵感が物足りないという人はタクタイルタイプをおすすめします。
ただ、タクタイルタイプのメカニカルキーボードは種類が多くありません。
クリッキータイプ(青軸)
クリッキータイプは打鍵時の打ち心地が最も良いメカニカルキースイッチです。
打鍵時に「カチッ」という音がするため、確かな入力感を得ることができます。メンブレンキーボードやパンタグラフキーボードとは全く異なる、快適な打ち心地です。
しかし打鍵時にかなり音がするので、周りに人がいる環境での使用はおすすめしません。
Oリングもおすすめ
Oリングはキースイッチのキャップ側に取り付けて使います。
Oリングはキーの打鍵音を抑える効果があり、静音性を求める人におすすめです。またキー打鍵時の底打ちが和らぐため、指への衝撃が緩和され疲れにくくなります。
しかし、Oリングは取り付けや取り外しに時間がかかります。キースイッチを1つ1つ外して 付けなければならないので、かなりの手間が必要です。
また、静音性は高くなりますが、キーの打鍵感が下がることに注意が必要です。
編集部おすすめのOリングはこれ!
静音性の高いキーボード人気おすすめ10選
ここでは静音性の高いおすすめのゲーミングキーボードを10選紹介していきます。
Logicool G813-LN リニア
- 優れた静音性
- キースイッチにプログラム可能
- 素晴らしい打鍵感
Logicool G813-LNはゲーミングキーボードとして作られており、打鍵時の音が小さく静音性に優れています。搭載されているGLスイッチは通常スイッチの半分の高さしかないため、打鍵時にキースイッチを底まで押し込む必要がありません。
静音性に優れたゲーミングキーボードを探している人におすすめします。
Logicool K835GPR リニア
- 優れた静音性
- コスパが高い
- 快適な打鍵感
Logicool K835GPRをおすすめする理由は、優れた静音性とコスパが高いためです。
Logicool K835GPRはビジネス向けに作られたキーボードのため、発色やキースイッチにマクロを組むことはできません。その代わり、デザインが落ち着いていて、とてもカッコいいです。
Logicoolのメカニカルキーボードでありながら、価格が約7,000円とコスパに優れています。
静音性に優れ落ち着いたデザインのため、ビジネスや普段使いに向いているキーボードです。
Logicool KX800 パンタグラフ
- 優れた静音性
- 3台のデバイスに接続可能
- 確かな打鍵感
Logicool KX800をおすすめする理由は、優れた静音性と3台まで接続できるマルチ接続に対応しているからです。
Logicool KX800はLogicoolの一般向けハイエンドモデルMXシリーズの1つです。キーボードはパンタグラフを採用しており、キースイッチがとても薄く静音性に優れています。
Logicool KX800は最大3台まで接続できるため、複数のパソコンやタブレットを1つのキーボードで操作したい人におすすめです。
Razer BlackWidow V3 イエロー
- 優れた静音性
- 滑らかなキーストローク
- リストレスト付き
Razer BlackWidow V3をおすすめする理由は、非常に優れた静音性と、キースイッチの反応速度が早いためです。
Razer BlackWidow V3は静音性に優れたキーボードで、メカニカルのイエロー軸を搭載しています。Razerは独自の軸方式を採用していて、イエロー軸は静音性と高速の操作を得意するキースイッチです。
Razer BlackWidow V3は高速のタイピングをする人やFPSゲームをする人におすすめします。
Razer BlackWidow Lite オレンジ
- 優れた静音性
- スタイリッシュなデザイン
- コンパクトなテンキーレス
Razer BlackWidow Liteをおすすめする理由は、高い静音性とビジネスにも使えるデザインだからです。
Razer BlackWidow LiteはRazer独自のオレンジ軸を採用しています。オレンジ軸はリニアと同じく静音性に優れたキースイッチです。Oリングが付属で付いているので、自分好みにカスタマイズをすることができます。
Razer BlackWidow Liteは、落ち着いたデザインのキーボードを探している人におすすめです。
SteelSeries Apex 3 メンブレン
- 優れた静音性
- リーズナブルな価格
- リストレスト付き
SteelSeries Apex 3をおすすめする理由は、静音スイッチを搭載しており、リーズナブルな価格のためです。
SteelSeries Apex 3の静音スイッチはメカニカルではなく、メンブレンを搭載しています。そのためゲーミングキーボードの中では、価格が安くリーズナブルと言えるでしょう。
またゲーミングキーボードであるため、RGBイルミネーションが搭載されています。
リーズナブルで静音性の優れたゲーミングキーボードを探している人向けです。
ROCCAT Vulcan 121 AIMO リニア
- 優れた静音性
- 高い耐久性
- 多彩なイルミネーション
ROCCAT Vulcan 121 AIMOをおすすめする理由は、静音性に優れた独自キースイッチと、防塵性能を備えた高い耐久性能だからです。
ROCCAT Vulcan 121 AIMOはROCCAT独自の「Titan Speedスイッチ」を搭載しています。Titan Speedスイッチは精度と信頼性に優れており、高耐久性を実現したキースイッチです。
イルミネーションは1680万色もの組み合わせができるので、自分の好みにカスタマイズしたい人向けです。
REALFORCE S R2 静電容量無接点
- 最高の静音性
- 快適な打鍵感
- 高い耐久性
REALFORCE S R2をおすすめする理由は、静電容量無接点方式を採用しているため、静音性と打鍵感に優れているからです。
REALFORCE S R2の静電容量無接点方式は、打鍵音がほぼ無いと言えるほど静音性に優れています。打鍵時に指に伝わる底打ちの衝撃がないため、静音性に優れたメカニカルキーボードよりも静かです。
また静音性能だけでなく、タイピングのしやすさまで備えています。仕事からゲームまでおすすめできるキーボードです。
HHKB Professional HYBRID 静電容量無接点
- 最高の静音性
- 快適な打鍵感
- 無線接続も可能
HHKB Professional HYBRIDをおすすめする理由は、非常に優れた静音性と底打ちの無い快適なタイピングができるためです。
HHKB Professional HYBRIDは静電容量無接点方式により、深いキーストロークと快適な打鍵感を実現しています。
接続方式はUSB接続(Type-C)とBluetooth接続があるため、用途に合わせて使い分けることが可能です。
コンパクトな静電容量無接点方式のキーボードを探している人におすすめします。
AKEEYO NiZ 静電容量無接点
- 最高の静音性
- キー配列変更が可能
- 無線接続も可能
AKEEYO NiZをおすすめする理由は、最高クラスの静音性とキー配列をカスタマイズできるからです。
AKEEYO NiZは物理的な接点が無く、高速入力に適したキーの形状をしています。キースイッチにゴム製のリングを内蔵しているので、部品同士の摩擦を軽減し打鍵音を抑えることが可能です。
Windows専用ソフトでキー配列を変更することができるため、自分好みにカスタマイズできます。
仕事で大量の入力作業をする人や、長時間のゲーム操作に適したキーボードです。
まとめ
キーボードはキースイッチの種類によって、静音性能や打鍵性能が大きく変化します。打鍵時の静音性が高く、入力がし易い赤軸のメカニカルは人気のあるキーボードです。
静音性・キー操作のし易さ・耐久性のどれを取っても、静電容量無接点方式が優れています。
しかしコストが高く、コスパが良いとは言えません。
ゲーミング用途が目的であれば、赤軸のメカニカルキーボードを選ぶといいでしょう。