普段ノートパソコンでキーボードを使用してタイピングを行うとき、ノートパソコンについているキーボードをそのまま利用する人は多いと思います。しかし、万人にノートパソコンのキーボードが使いやすいとは限らないものです。文字を描く筆記具ひとつにしても個人の好みが分かれるようにキーボードも使いやすさは人それぞれです。
今回は自宅など特定の場所に据え置きでノートパソコンを利用する人に向けて、ノートパソコンにキーボードを外付けするメリット・デメリットや4タイプのキースイッチを網羅したおすすすめ10選をご紹介いたします。
都内在住の一児の母。子育ての合間に始めた執筆活動用に購入したiMacをキッカケに美しいデザインのガジェットに興味津々。現在の目標は自宅のスマートホーム化。
ノートパソコンで外付けキーボードが反応しない?
ノートパソコンを外付けで接続する主な方法は2種類あります。一つ目はUSBなどの有線で接続する方法です。二つ目はBluetoothやWi-Fiを利用したワイヤレスで接続する方法になります。
ノートパソコンを外付けで接続した際に反応しない場合、以下の2点を注意する必要があります。
有線接続の場合は接続端子がしっかり刺さっていない場合が考えられます。端子を抜き差しして接続を確認してみましょう。その他には、専用のソフトのインストールが必要な場合は手順に沿ってノートパソコンに専用ソフトを入れましょう。
無線接続の場合は接続方法を確認し、ノートパソコン本体と外付けキーボードがWi-FiやBluetoothで接続されているかを確認しましょう。また、ワイヤレスキーボード本体のバッテリーや電源が入っているかも忘れずに確認しましょう。
その他、ワイヤレスキーボードでマルチペアリングに対応していない場合、別の機器で接続していたキーボードを切り替える際、一度機器の接続を解除してノートパソコンに再接続する必要があります。
ノートパソコンで外付けキーボードを使うメリット・デメリット
メリットは自分好みのキーボードレイアウトや打鍵感、好みのデザインを選択することができます。
キーボードは数字の入力に優れたテンキー付きのタイプやキーボード自体の薄さや各ボタンの大きさやJISやUS配列などさまざまなタイプを選択することができます。使い方に合わせて選ぶことで使い勝手が大きく向上しますので好みのレイアウトやタイプを探してみましょう。
その他ノートパソコンをモニターに接続して使用し大きな画面で使用する際にも、ノートパソコンとキーボードを分けて使用することによって、デスクトップパソコンのような使い方も可能となります。
デメリットは、ノートパソコンの携帯性が損なわれることやワイヤレスの場合、別途バッテリーや電源を気にする必要があります。
その他に、外付けキーボードを接続してもノートパソコン本体のキーボードも使用することができる状態になるため、誤操作を行ってしまう可能性があります。
誤作動をなくす場合、外付けキーボード接続時のノートパソコンキーボードの無効化を行うこともできますが、Windowsなどは設定が面倒なようです。この場合は、メリットにもあげましたPCスタンドなどを使い、物理的にキーボード操作を行えないようにして誤操作を行わないようにするなどの対策を行うことで補うことができます。
ノートパソコン用外付けキーボードの選び方
ノートパソコン用外付けキーボードの選び方を解説します。
- 接続方法で選ぶ
- キースイッチから選ぶ
- キーピッチや本体のサイズから選ぶ
接続方法で選ぶ
外付けキーボードは有線接続もしくはワイヤレス接続のどちらかで、ノートパソコンと接続する必要があります。ワイヤレス接続はケーブル不要で接続が可能なため、スマートな接続と言えます。一方で、キーボードをタイプしてからノートパソコンがキー操作を認識するまでに若干の遅延が生じます。PCゲームを楽しむ目的での使用の場合、キー操作のラグが影響する場合がありますので注意が必要です。
有線接続については、ワイヤレス接続とは異なり有線での接続となるため、キー操作の遅延はありません。またPC本体からキーボードを稼働するのに必要な電気を給電しているため、電池の心配をする必要がありません。しかし、有線でキーボードとノートパソコンが接続されているため、机の移動や使用レイアウトの変更を行う際には煩わしさがあります。
キースイッチから選ぶ
キーボードのキースイッチには、「メンブレン」「パンタグラフ」「静電容量無接点方式」「メカニカル」の4種類があります。
普段の使用感に影響するため、可能であれば購入候補のキーボードを手にとってタイピングをしてみて打ち心地やキーストロークの深さ、指の動かしやすさなどをチェックしてから購入した方良いでしょう。
キーピッチや本体のサイズから選ぶ
キーボードの本体サイズはテンキーの有無やキーボードの厚みなどによって、デスク周りのスペースに影響があります。また、キーボードのサイズによってキーピッチにも影響が出てきます。キーピッチとは、キーとキーの間の間隔のことになり、このピッチによって打ち心地にも影響してきます。
ノートパソコン用外付けキーボードのおすすめ10選
おすすめのノートパソコン用外付けキーボードを紹介します。
Logicool KX800 MX KEYS 【無線式パンタグラフタイプ】
- パーフェクト・ストロークキー
- Easy-Switchボタン
- FLOW機能
KX800 MX KEYSは、WindowsとMacの双方を利用する方で、一度に複数台のパソコンやタブレットを利用する方におすすめのモデルです。
マウスがマルチペアリングに対応しており、3台のパソコンやタブレットと接続の切替が簡単に行うことができます。
専用アプリソフトのFLOW機能を利用するとパソコン間のファイルの移動やマウスの移動が途切れなく行うことができます。
キーボードのキーも中央に窪みがありタイピングしやすい構造となっています。
Logicool K295GP 【無線式メンブレンタイプ】
- 静音キーボード
- 耐水設計
- 長い電池寿命
K295GPは静かな環境でワイヤレスキーボードを利用したい方におすすめのキーボードです。
キーのタイピング音を従来比で90%軽減しており、静かな環境下でもタイピングが可能なモデルになります。
他にも万一水分をこぼしてしまった場合も耐水設計になっているので、通常のキーボードよりもタフなモデルになります。また、電池持ちは最長2ヶ月と長寿命となっています。
Anker Ultra-Slim Bluetooth Keyboard AK-A7726121 【無線式パンタグラフタイプ】
- 軽量かつコンパクト
- 優れた互換性
- 最大24ヶ月保証
Anker ウルトラスリム AK-A7726121は軽量コンパクトで室内で移動してパソコンを使用する方にも使い勝手の良いキーボードです。
テンキーのないシンプルなデザインのキーボードは、本体重量も200g以下と軽量です。
Anker ウルトラスリム AK-A7726121はWindowsやMacの他iOSにも対応しており、優れた互換性があるため、複数のデバイスを所有している方でもこのキーボードひとつでタイピングすることが可能です。
東プレ REALFORCE R2TLS-JP4-BK 【有線式静電容量無接点タイプ】
- 省スペースを実現したテンキーレスモデル
- スイッチのオン位置を調節できるAPC機能を搭載
- 3方向から取り出し可能なケーブルスリット
R2TLS-JP4-BKは普段から文章やプログラミングを多くされる方で、心地よい打鍵感でタイピングをしたい方におすすめの一台です。
東プレのキーボードは、外付けキーボードを突き詰めていく中で必ず購入の候補に入る名門キーボードメーカです。
有線式のキーボードは配線の接続位置によって、デスク上にあるマウスや他のデバイスの邪魔になることが多々あります。このR2TLS-JP4-BKは有線ケーブルに取り出し位置を左右に加え上側面の3
方向から取り出しすることが可能です。
キーボードを押し込むキーストロークの深さについても、東プレ独自のAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能によって3段階の深さ調節が可能となっています。
Logicool LIGHTSYNC RGB G913-CK 【無線式メカニカルタイプ】
- コンパクトなメカニカル方式
- LIGHTSPEEDワイヤレス
- LIGHTSYNC RGB
LIGHTSYNC RGB G913-CKは、普段よりPCゲームを楽しまれている方はおすすめのキーボードです。
LIGHTSPEEDワイヤレスによって、無線式でも遅延が少なく、ゲーミングにも適したタイピングが可能なメカニカルキーボードになります。
LIGHTSYNC RGB G913-CKは、LIGHTSYNC RGB機能によってゲームなどのコンテンツとライトを連動させることが可能になり、オリジナルのライトアニメーションも作成可能になっています。
ELECOM TK-FDM105TXBK 【無線式メンブレンタイプ】
- 単三電池1本で約4年の長寿命
- キーピッチ19mm
- 角度調整スタンド
TK-FDM105TXBKは、スタンダードなキーボードをワイヤレスで使用したい方におすすめのキーボードです。
電池式のワイヤレスキーボードですが、単三電池1本で4年の長寿命稼働が可能となっており、頻繁に利用する方でも電池について気にせず利用することができます。
キーボードのキーピッチも一般的に打ちやすいとされる19mmサイズがあり、2段階の角度調整をおここなうことができます。価格もAmazonで2,000円前後と導入しやすい価格になっており、初めての外付けキーボードとしてもおすすめです。
HHKB Professional HYBRID Type-S 【無線式静電容量無接点タイプ】
- Bluetooth接続とUSB接続が可能
- 静電容量無接点方式
- プログラマーが理想とするキー配列のキーボード
HHKB Professional HYBRID Type-Sは打鍵感を大切にしつつも無線式を好まれる方におすすめのワイヤレスキーボードです。
このモデルはBluetoothによる無線接続とUSBtype-Cによる有線接続が可能となり、充電が切れても有線接続で使用し続けることが可能です。
静電容量無無接点方式のキータイプで理想的な打鍵感でタイピングを行うことができ、キー配列もプログラマーが理想とする配列となっています。
キー配列が独特で使い手を選びそうなモデルですが、慣れるとこのキーボード以外はタイピングができなくなる魔性のキーボードです。
Lenovo ThinkPad 0B47208【有線式パンタグラフタイプ】
- トラックポイント搭載
- マウス不要の操作性
- 唯一無二のキーボード
ThinkPad トラックポイント・キーボードはIBM時代からトラックポイントに慣れ親しんだ方におすすめしたいキーボードになります。
最大のポイントはトラックポイントになります。IBMのThinkPadを外付けキーボードとして利用することができるのはThinkPadファンにとってとても魅力的なものでしょう。
トラックポイントが搭載されていることで、マウスに手を伸ばさずともカーソルを操作できるため、タイピングの手を止めることなく文章作成を行うことが可能となります。
唯一無二の外付けキーボードとしてコアなファンにはぜひおすすめしたいキーボードです。
Razer Cynosa V2 JP【有線式メンブレンタイプ】
- ケーブル配線オプション
- プログラム可能なキー
- RAZER CHROMA RGB 対応
Cynosa v2はゲーミングキーボードで格安品をお探しの方やゲーミング入門者の方におすすめのキーボードです。
Razerのゲーミングキーボード特有のRAZER CHROMA RGB機能によって、Fortnite、Apex Legends、Warframe など、150 以上の Chroma 対応タイトルには専用のゲームで連動ライティングを楽しむことができます。その他にもRazer Synapse 3 機能によってコマンドをマッピングし、より効率的にゲームプレイを楽しむことができます。
ゲーミングキーボードながらメンブレン方式のため、比較的静音のタイピングになり、夜間のタイプオンを気にされる方にもおすすめのモデルです。
RK ROYAL KLUDGE RK61【無線式メカニカルタイプ】
- 青軸メカニカル
- 三つのデバイスに同時に接続
- 広い対応範囲
RK ROYAL KLUDGE RK61はメカニカルのワイヤレスキーボードで手頃な値段の物をお探しの方におすすめのキーボードです。
ワイヤレスキーボードながら、青軸のメカニカルキーボードならではの軽いキータッチで高速入力が可能で、長時間入力にもストレスを感じません。長い文章などを打ち込む際にも最適です。
Bluetooth3.0を採用し、3つのデバイスを切り替えて接続することが可能です。また、無線だけではなく、有線のUSBによる接続も可能です。
各種デバイスに対応しており、Windows XP/Win2000/Win7/Win8/Win10/Mac/IOS/Androidシステムに対応します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は先にあげた項目をできるだけ振り分けたおすすめ10選択といたしましたので、ぜひお気に入りの一台を見つけていただきたいです。
キーボードは使う人の好みでキーストロークやキーピッチ、テンキー有無、接続方法など様々な選択余地のあるデバイスです。ご自身が求める必要項目を抑えたお気に入りの外付けキーボードを見つけて心地よいタイピングに浸ってください。