スマートフォンなどの普及によっていつでもどこでも音楽を手軽に聴ける時代になりました。
それに伴い、ヘッドホンの購入を考える人も増えています。
しかしその機能や用途、値段も様々で、5000円前後もあれば何万円もするものもあったり、ワイヤレスなのか有線なのか、ハイレゾ対応だったりノイズキャンセリング対応だったりと比べるポイントがたくさんあります。
今回は初めてヘッドホンを買ってみたいけれど、どんな機能があるのかわからない、何を基準にすればいいかわからないという人に、安いけれどコスパのいいおすすめヘッドホンをご紹介いたします。
【価格別】1万円以下の安いヘッドホンおすすめ6選
0~3000円、3000~5000円、5000~1万円のおすすめのヘッドホンを2つずつ紹介します。
ソニー(SONY)ヘッドホン 密閉型 折り畳み式 有線 MDRーZX110
- 約1500円でSONYのヘッドホンが手に入ります。とにかくお手頃なヘッドホンで聴いてみたいという方でも安心して買える価格です。
- 『クイック折りたたみ機構』を採用しており簡単に折りたたむことができます。通勤バッグにもサッと入れて持ち運ぶことができます。
- MDR-ZX110は有線ヘッドホンですが、コードにセレーションコードというものを採用しています。通常のコードは円状ですが、 このセレーションコードは細かな溝があります。その溝のおかげでコードが絡みにくい仕組みとなっています。コードの絡みで手間取る心配も少なくなります。
MDR-ZX110は約1500円という値段でありながら、SONY製という安心感があります。もっと安い製品は探せばあると思いますが、どこのメーカーかわからないものは少し不安だと感じる人でも、SONY製だと安心して購入することができます。
サイズも小型ですっきりとしたデザイン。且つクイック折りたたみ機構により折りたたむこともすぐにできるので、ちょっとカフェで仕事をしたい時など、バッグに入れておいてもかさばらないので持ち運びにも便利です。
ただしマイクは装備されていないので、リモートで使用したい人は注意が必要です。
パイオニア(pioneer)ヘッドホン 密閉型 有線 SE-M531
- フリーアジャストヘッドバンドを採用しており、しっかりと頭の形にフィットしてくれ、映画やゲームなどで迫力のあるサウンドを楽しむことができます。
- 大口40mmユニットとCCAWボイスコイル装着のおかげで、臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。
- SE-M531には3.5mのコードが装備されています。テレビやゲームで使用することを目的としています。重厚感のあるサウンドで、PS4などでFPSをプレイする際も臨場感たっぷりな迫力を味わえます。
低価格で迫力のあるサウンドを楽しむことができるのが魅力です。
SE-M531は屋内向けに設計されており、TV視聴やゲームに最適化されています。じっくりと映画を楽しんだり、迫力のある音でゲームを楽しみたい方には最適です。
しかしマイクは装備されていないので、オンラインで会話しながらプレイはできないので注意してください。
それでも耳のパッドやバンド部分も疲れにくい設計のため、長時間の装着でも安心、家庭用の入門機としておすすめです。
ソニー(SONY)ヘッドホン 密閉型 MDR-XB550AP
- ベース・ブースター採用で30mmドライバーを搭載しており、迫力のある重低音を楽しめることができます。
- リモコンとマイクを搭載しているので、ハンズフリーでの会話や、スマートフォンを操作しなくても音楽の再生や停止を行うことができます。
- Xperiaをお持ちの方は、専用のアプリを使ってリモコン操作の設定を変更することができ、自分の使い勝手いいようにカスタマイズできます。
MDR-XB550APはベース・ブースターに加え、EXTRA BASS専用30mmドライバーも装着しています。ベース音などの重低音がお好きな方にはピッタリなヘッドホンです。
また、サウンドだけではなく使い勝手にもこだわっており、マイクが付いているのでハンズフリーで通話をしたり、リモート会議でも使用できたりします。
リモコン設定変更のアプリはXperia専用なのが残念ですが、その点を除いても普段使いも十分こなせます。
パイオニア(pioneer)ヘッドホン 密閉型 ハイレゾ音源対応 SE-MX8
- 本体にアルミ製ハンガーを使用しており、見た目にも高級感があっておしゃれです。
- SE-MX8は5000円以下という価格ながら、ハイレゾ音源にも対応しています。これからハイレゾ音源を聴いてみたいという初心者にもおすすめです。
- Apple製品に対応したマイク付きリモートコントローラーが搭載されており、手元で電話に出たり音楽の再生、停止をしたりと、iPhoneをわざわざ取り出す必要がありません
5000円以下の価格でハイレゾ音源を楽しむことができるのがSE-MX8の最大の魅力です。
ヘッドホンは追求しだしたらキリがありませんが、まずハイレゾとはどんなものなのか、通常の音源とはどの程度違うのか、初めて聴く方もこの価格帯だと安心して試すことができます。
自社開発した振動板のおかげで高い解像度のハイレゾ音源が再生できるので、これまでと違った音楽体験ができるでしょう。
アンカー(Anker)ワイヤレスヘッドホン 密閉型 ハイレゾ音源対応 Soundcore Life Q30
- アクティブノイズキャンセリング機能が搭載されています。交通機関、屋外、屋内それぞれに適したノイズをカットしてくれるので、外出時も周囲の音を気にすることなく音楽に集中できます
- ワイヤレス対応なのでケーブルもなくスマートです。接続もNFCペアリング搭載なので、サッと取り出して使用できます
- 専用アプリでノイズキャンセリングやイコライザーなど、様々な機能を自分好みにカスタマイズできます
1万円以下でありながら、必要な機能はすべて入っています。
1正真正銘コスパ最強モデルと言っても過言ではないです。特にノイズキャンセリングや外音取り込み機能に興味がある方には打ってつけのモデルです。
どちらもレベル的には最強というわけではありませんが、普段使いには必要十分です。バッテリー持ちもノイズキャンセリングをオンにしても最大40時間なので、時間を気にせずたっぷり使うことができます。
ag ワイヤレスヘッドホン 密閉型 ノイズキャンセリング対応 WHP01K
- 日本オーディオブランド『final』が監修しており、Bluetooth特有の気になる高音域をイコライザーで補正する仕組みを採用しており、聴き疲れしにくく、長時間でもリラックスして音楽を楽しむことができます
- BluetoothコーデックはaptX LLにも対応。Bluetoothでもより高音質で音楽を楽しむことができます
- ノイズキャンセリングのみの単体での使用も可能で、仕事や勉強に集中したいときにも活用できます
『final』が監修したヘッドホンで、マニアのサブ機としてもふさわしい音質を目指したとのこと。音質には妥協を許さず、イコライザーで調整するのではなく、ドライバーの音響特性を追及するなど、根本的な作りから見直しています。
1万円以下ですが、深みのある音楽を味わうことができます。加えてノイズキャンセリングやマイク機能も搭載しているので、音楽だけではなく、通話や会議などの日常でも活躍してくれます。
【利用別】コスパ最強!安いヘッドホン5選
【dtm】オーディオテクニカ(audio-technica)ヘッドホン 有線
- 新開発の強磁力φ40mmCCAWボイスコイルドライバーを搭載しており、全周波数帯域で正確なモニタリングが行えます
- 楕円形状のイヤーカップは装着感もよく、ノイズキャンセリング機能がなくとも高い遮音性を発揮してくれます。自宅などでも周り音を気にせず聴きこむことができます
- 1.2mカールコードと3.0mストレートコードが付属されており、ご自身の利用シーンに合わせてコードを付け替えることができます
DTM用と言われると現場用、一般向けではないと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
音楽づくりのプロが納得できる作りなので、一般人が聴いても納得の音質です。それをこの価格で実現しているので、間違いなくコスパに優れたヘッドホンです。
音楽制作などで用いるために少し大きめのデザインとなっており、外での普段使いは難しいですが、自宅でゆっくりと音楽鑑賞を楽しみたい人にもおすすめです。
【ワイヤレス】アンカー(Anker) ヘッドホン ハイレゾ対応 ノイズキャンセリング 外音取り込み機能 Soundcere Life Q35
- 40mm大口径ドライバー搭載で、クリアで繊細な音でハイレゾ音源を楽しむことができます
- 通常コーデックより3倍の情報量を伝送できるコーデックであるLDACにも対応。ワイヤレス接続でも高音質で、手軽にハイレゾ音源を聴くことができます
- 装着検知機能が搭載されており、急に呼ばれたりレジで会計をするときなど、一時的に外すと音楽も一時的にストップしてくれます。装着しなおすと自動的に再生が始まるので、ボタンを押す手間も省けて便利です
ハイレゾ音源に対応していたり、40㎜口径のドライバーが搭載されていたりするおかげで、1万円程度ヘッドホンでは十分すぎる音質で音楽を楽しむことができます。
また普段使いにおいても、装着検知機能のほかにもマルチポイント機能も搭載。例えばパソコンで動画を見ている最中、携帯に電話がかかってきても、切り替えすることなくそのままヘッドホンで通話ができます。
使いこなせるととても便利なヘッドホンです。
【有線】デノン(Denon) ヘッドホン 密閉型 AH-D1100
- 発売から時期は経っていますがその分値段も落ち着き5000円前後で購入可能です。しかし、元々倍以上する値段ということもあり、大型ヘッドホンと同じ50㎜の振動板を搭載。この価格帯では圧倒的な高音質で音楽を楽しむことができます
- 折りたたみも可能で気軽に持ち出すことができ、外出時も高音質を楽しむことができる
- パッド部分には低反発クッションと肌触りのいい三次元縫製による合皮イヤーパッドを使用しており、心地よいソフトな装着感を実現しています
元々2万円近い金額で売られていたヘッドホンです。時間も経って値段も落ち着き、わずか5000円前後の価格で高音質を手に入れることができます。
なぜ安いのかにも理由はあり、どうやらアーム部分の耐久性に難があったようです。
ですが現在は改善されているとのことです。手頃な価格で高級な音を手に入れることができるので、とても興味深いヘッドホンです。
【ゲーム用】レイザー(RAZER) ヘッドホン 冷却ジェルパッド搭載 RZ04-02830200-R3M
- ゲーミングヘッドセットらしいカラーが特徴です。5色展開なので、自分好みの色を選ぶことができます。
- イヤーパッド部分には冷却ジェルレイヤー、形状記憶フォーム、熱伝導ファブリックを搭載。これらによって、長時間ゲームをしても耳への負担も少なく、快適にプレイを楽しむことができます
- マイクはカーディオイドマイク集音パターンを使用しており、不要なノイズを軽減させてくれます。キーボードやコントローラーのクリック音など、余計な音を拾わず、ユーザーの声だけを発信してくれるので、ボイスチャットやゲーム配信などでも活躍してくれます
ゲーミングギアを多数開発しているRAZERらしく、低価格なのにおしゃれ且つ必要十分な機能が備わっています。
見た目は丸みを帯びたシンプルなデザインなので、インテリアに溶け込むこともできそうです。
肝心のサウンドも50㎜ドライバーを搭載されており、ゲームに最適化された音質となっています。特に低音が強調されているので、PS4やパソコンなどでFPSでのプレイ時、爆発音や足音もしっかりと捉えてくれるので、わずかな音も聞き逃しません。
【ハイレゾ】アンカー(Anker) ヘッドホン 有線 無線 音質カスタマイズ Soundcore Life Q20+
- Soundcore Life Q20+は1万円以下という価格ながら、いわゆる“全部入り”のヘッドホンです。ハイレゾのみならず、ノイズキャンセリングに外音取り込み機能など高級機にも備わっている機能が盛りだくさんです。
- 有線、無線どちらにも対応しており、ハイレゾ音源は有線接続で再生できます。通勤通学時はワイヤレスで、家でじっくり聴きたい時には有線でハイレゾなど、環境に応じて使い分けることができます。
- 両耳部分にボリューム調節ボタンや電源、ノイズキャンセリング機能のオンオフボタンが付いており、その時々の状況に応じてすぐにモードを変更することができます。電車移動などで使い分ける時に便利です。
2021年9月発売の新しいモデルです。Soundcore Lifeシリーズの最上位モデルと比べると機能をワンランク落とした印象ですが、その分お求めやすい価格帯となっています。
ハイレゾ音源も再生出来てノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能、更にはマルチペアリング機能なども備わっているのでオンオフ関わらず使うことができます。
まさにオールラウンダーといったところです。
全ての機能が十分実用的なレベルなので、買って間違いのないヘッドホンになっています。
【2021年最新】おしゃれでかわいい安いヘッドホンおすすめ3選
1万円以下のおしゃれでかわいいおすすめのヘッドホンを3つ紹介します。
コス(KOSS) ヘッドホン 有線 開放型 おしゃれ 個性的 PORTAPRO
- PORTAPROの最大の魅力はなんといっても、個性的なこのデザインです。他にはない独特のデザインで注目の的になることまちがいなしです
- 開放型ヘッドホンなので付け心地も軽く、ヘッドバンド側圧を調整できるcomfort Zone機構が備わっているので、長時間付けていても疲れにくくストレスを感じにくいです
- このPORTAPROは有線モデルですが、他にもケーブルにマイクが付いているモデル、ワイヤレスモデルなどがあるので、自分の用途に合わせたチョイスが可能です
ヘッドホンを探しているけれどどれもみんな同じに見えてしまう、人と被りたくないという方には打ってつけのヘッドホンです。
なかなか他にはないデザインなので、電車などで付けていると二度見されてしまうかもしれません。
開放型なのでどうしても音漏れが大きかったり、外からのノイズを拾いやすいというデメリットはありますが、音質を重視したければ密閉型を選んだ方がいいです。そんなデメリットも気にならないほどのデザイン的な魅力が、このPORTAPROにはあります。
URBANEARS ヘッドホン 有線 密閉型 おしゃれ 音楽シェア機能 Plattan Ⅱ Tomato
- 豊富なカラーバリエーションですが赤色(Tomato)が圧倒的にかわいいデザインです。特にヒンジ部分はメッシュのようなデザインで、他にはないデザインとなっています
- 3Dヒンジを採用しており、頭と耳に柔軟にフィットさせることが可能。ストレスなく自分の顔にフィットさせることができます。
- 面白いのが『ZoundPlug』という機能で、両耳にヘッドホン端子が付いています。片方に別のヘッドホンの端子を挿すことにより、自分の聴いている音楽を相手のヘッドホンでもシェアしながら聴くことができます
スウェーデン生まれのブランドで、北欧らしいシンプルでスタイリッシュなデザインとなっています。
どんなコーディネートにも合わせやすいので、おしゃれポイントとしてももってこいのヘッドホンです。
ケーブルも丈夫な素材で出来ており、本体も折りたたみ式になっているので、コンパクトにたたんで持ち運ぶことも可能です。カフェなどおしゃれな場所に持ち出して使ってもマッチするでしょう。
音楽をシェアできるという面白い機能も付いています。カップルで同じ楽曲を楽しみたい時などに活躍しそうです。
オーディオテクニカ(audio-technica) ワイヤレスヘッドホン 最大70時間再生 ATH-SR30BT
- ATH-SR30BTは4色展開となっており、特にブルーやピンクは少し淡い印象の色遣いで、大人でシックな印象。おしゃれな感じを演出してくれます
- 4時間の充電で最大70時間連続再生を実現しており、1週間に1度充電すれば十分くらいなバッテリー容量です
- 長時間装着すれば、重たくて負担になりがちなヘッドホンですが、ATH-SR30BTは約190gと軽量で、頭や首への負担を軽減してくれます
特にブルーやピンクが印象的です。派手さはありませんが上品な色合いで、自然とファッションに溶け込んでくれそうな印象です。
また、毎日使うものだからこそ使いやすいものであってほしい。軽量設計のため身体への負担も少なくしてくれます。コンパクトに折りたたんで持ち運ぶこともできるので、ストレスを感じることなく、毎日手軽に持ち運べます。
ファッションのワンポイントとして活用したいです。
ライターあとがき
1万円以下のコスパ重視のヘッドホンですが、限られた金額だからこそ自分の用途をしっかりと考える必要があります。
見た目重視なのか機能重視なのか。目的を明確にすると製品も絞りやすく、自分のニーズに合ったヘッドホンを探せると思います。
ラインナップも様々で、色々見比べてみて、自分好みのヘッドホンを見つけ出してください。