ノートパソコンを使用することで、前のめりな姿勢を続けてしまっていませんか?本記事では、肩こりや首が痛くなった経験がある方におすすめしたいノートパソコンをデスクトップ化する方法をご紹介していきます。
ノートパソコンをデスクトップ化することで作業スペースを広く表示させることで、姿勢などの改善に繋がるため、作業効率をあげることができます。
ノートパソコンのデスクトップ化のメリット
- 作業効率があがる
- スペースを有効活用することができる
- 身体への負担が減らすことができる
作業効率があがる
ディスプレイを拡張や画面サイズを大きくすることで見える範囲が広くなるため、作業しやすくなります。
大きなモニターに映し出す事で、画面上の作業スペースが従来のノートパソコンの2倍に広がります。そのため、普段はスクロールをしないと見えないというような煩わしい作業が減る分、作業に回せる時間が増えます。
スペースが有効活用することができる
デスクトップと言えば、従来であれば動かすことができないものですが、ノートパソコンにディスプレイやキーボード・マウスを接続してデスクトップ化することで、シチュエーションに沿った使い方が可能になります。そのため、1台のパソコンで外にも持ち出すことができ、室内では大画面で効率よく作業ができる分、省スペースで済ます事ができます。
身体への負担が減らすことができる
ノートパソコンは構造上どうしても下向きの姿勢で作業する事になってしまいますが、デスクトップ化することで、モニター位置・高さ・大きさを決めることができます。また、キーボード・マウスも自分にあったものを選ぶ事で長時間使用しても手首を傷めたりといった身体の不調原因を改善できます。
ノートパソコンのデスクトップ化の予算
ノートパソコンのデスクトップ化するに辺り、一番お金がかかるのは、モニターになります。モニターに関してはおよそ2万円ぐらいを想定していただくとよいでしょう。1万円代の安いディスプレイだと設置をする場所によっては逆に目が疲れやすく、作業効率が落ちてしまう可能性があります。また、マウス・キーボードに関しても人によって使い勝手が違いますので、合わないものを選ぶと逆に手の負担が増えるので注意が必要になります。
ノートパソコンのデスクトップ化に必要なもの
ノートパソコンのデスクトップ化に必要なものを6つ解説します。
- ディスプレイ
- マウス
- キーボード
- ハブ
- ケーブル
- ノートパソコンスタンド
ディスプレイ
ディスプレイを使用することで、画面の拡張をすることができるので作業効率が大幅によくなります。
ディスプレイには、持ち運びができるタイプのモバイルディスプレイと据置型のディスプレイの2種類があります。
モバイルディスプレイは軽量かつコンパクトなので場所も手軽に動かして使用することができます。コンパクトな分、省スペースの設置で済むのがメリットですが、画面サイズは大きくても17インチまでしかないので、17インチ以上のサイズを求める方には不向きになります。
据置型のディスプレイは19インチ~と大きめの画面が豊富にありますが、サイズ選びが重要になります。モバイルディスプレイと比較をしてコスパもよく、画面サイズなど、こだわって選ぶ事ができるのがメリットですが、設置場所を想定してサイズ選びをしないと、逆に作業効率が悪くなってしまう場合があります。
マウス
自分にあった外付けマウスを使用することで、トラックパッドを使用するより格段に作業効率があがります。マウスには、有線タイプと無線タイプの2種類があります。
有線タイプは、コストを抑えることができるのはメリットですが、USB端子を使用するので配線が増えます。手軽に外付けのマウスを使用したい方にオススメですが、配線が増えてしまうことに煩わしさを感じる方にはオススメできません。
無線タイプは煩わしい配線に悩まされる事がないのが最大のメリットです。しかし、無線タイプのマウスは全て電池を使用するため、電池残量を気にする必要があるのがデメリットです。配線を気にされる方や、USB端子の数に不安がある方は無線がおすすめになりますが、設定をする必要があるので、設定に時間をかけたくない方には不向きになります。
キーボード
自分にあった打ち心地の良いキーボードを使う事で長時間の作業がしやすくなります。キーボードには有線と無線の2種類があります。自分に合ったキーボードを選ぶ事で、長時間のタイピングをしても疲れにくくなるメリットや、押し間違いのリスクも減らす事ができます。
有線タイプは、コストを抑えたい方にオススメです。配線が増えるので、配線を気にされる方にはオススメできません。
無線タイプは有線タイプに比べるとコストは高くなりますが、配線が増えないため、USB端子を気にされる方にオススメです。しかし、設定が必要な場合があるので、設定に不安がある方にはオススメできません。
ハブ
ハブには大きくわけて、USB端子を増設する目的のUSBハブと様々な機能を一まとめにしたドッキングステーションの2種類があります。
USBハブはノートパソコンのUSB端子を増やすことに適していますが、USBハブにSDカードリーダーや外付けドライブ等を一緒に接続する予定の方は注意が必要になります。安くUSB端子を増やすことはできますが、配線がごちゃついてしまうので、配線を気にされる方は、ドッキングステーションがおすすめになります。
ドッキングステーションはUSB端子を増やすことは勿論、映像端子や有線LAN等をまとめて追加することが可能です。しかし、USBハブと比較をするとコストは高くなるので、注意が必要になります。
ケーブル
ディスプレイとパソコンを繋ぐときに使用するケーブルになります。ディスプレイを購入する際にケーブルがついてくる場合がありますが、付属のケーブルの長さで足りない場合や持っているノートパソコンでは使えない場合には必要になります。
HDMIはディスプレイと繋ぐ場合に必要になります。また、HDMIケーブルがあればTVとも接続して使用することができるので、低コストでデスクトップ化を目指す場合はTVをディスプレイする方法にも使えます。パソコンの機種によってはHDMI端子がない場合があるので、接続するパソコンの確認が必要になります。
USB Type-C接続する場合はデータ転送のみしか対応していないケーブルと映像出力とデータ転送の両方が使用できるケーブルとの違いがあるので、ケーブルを選ぶ際は、映像出力ができるUSB Type-Cケーブルを選ぶ必要があります。安いケーブルですと対応していないので、選ぶ際には注意が必要になります。
ノートパソコンスタンド
ノートパソコンスタンドはデスク型と垂直スタンド型の2種類があります。
デスク型は、ノートパソコンやタブレット等を乗せて使用するタイプとなっており、高さや角度が調整できるタイプとなっております。また、冷却性能も優れているものもあるので、用途に合わせたものを選びやすいですが、垂直型に比べると設置スペースは取ってしまうため、省スペースで済ませたい方にはオススメできません。
垂直スタンド型は、閉じたノートパソコンやタブレットを立てかけるのに便利なスタンドになっています。省スペースでノートパソコンをデスクトップ化されたい方には良いのですが、ノートパソコンのトラックパッドやキーボードを使ってデスクトップ化されたい方にはオススメできません。
ノートパソコンのデスクトップ化におすすめなアイテム12選
ノートパソコンのデスクトップ化におすすめなアイテム12選を紹介します。
Lenovo(レノボ)L15 モバイル FHD IPS液晶 66E4UAC1JP
Lenovo L15 (モバイル / FHD・IPS / 15.6”)
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- 15.6インチワイドモバイルディスプレイ
- 外部電源供給・ビデオ入力機能に対応
- 非光沢液晶
15.6インチのワイドモバイルディスプレイですが、IPS液晶となっており、色の再現性が高く、高輝度で低消費電力が特徴のWLEDを採用しています。
IPS液晶とは、どの角度から見ても画面の見え方が変わる事のない液晶パネルの駆動方式を言います。
また、Lenovo L15は画面が6角度調節することができ、非光沢液晶を採用することで光が画面に反射されないので、自分の姿勢に合わせた角度にすることで長時間作業をしても疲れにくい仕様となっています。
パソコン本体と接続するときもUSB Type-C1本を繋ぐ事で映像出力と給電の両方ができるシンプルな仕様となっており、配線もスッキリさせることができます。
参考
Lenovo 公式サイト
フィリップス 243B9/11 23.8インチ ブラック IPS液晶 スピーカー付
Philips(フィリップス)23.8型ワイド 液晶ディスプレイ 243B9/11
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- 高さの調節が可能
- 色域の表現率が高く写真や映像も綺麗に見える
- スピーカー付き
フィリップス243B9/11は高さを調節できるモデルであり、コストが2万円代とコストパフォーマンスもよく色域の表現率や高輝度なため、写真や動画の再生にも優れています。この価格帯で、USB Type-C接続ができることもフィリップス243B9/11の良い点です。
映像出力端子も豊富に3種類あるので、1台で他の用途にも使用したい方におすすめです。接続するためのケーブルもHDMI端子やUSB Type-Cケーブルも付属でついているため、ケーブルの強度を気にしない方は付属のケーブルを使用してパソコンと繋ぐ事も可能です。
参考
フィリップス: Philips 公式サイト
BSMBU510MBK NEOFIT BUFFALO(バッファロー) 有線マウス 5ボタン Mサイズ ブラック
バッファロー BSMBU510MBK NEOFITマウス 有線/BlueLED光学式/静音/5ボタン Mサイズ ブラック
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- 静音設計
- 5ボタン式
- 手にフィットしやすい形状
静音設計がされているため、マウスのクリック音が気になる方にも安心して使用することができ、マウスの形状も握りやすい構造となっているので、手首や指の負担が軽減することができます。Windowsのみですが、専用ソフトを使用してショートカットキーを割り振る事も可能のなっていて、作業効率もあげやすくなっています。
有線マウスなので、配線を気にされる方にはおすすめできませんが、作業途中にワイヤレスのように電池切れを心配される方にはおすすめです。
参考
BUFFALO 公式サイト
ロジクール M550 SIGNATUREワイヤレスマウス
ロジクール Logicool M550MGR [SIGNATURE M550 ワイヤレスマウス グラファイト]
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- Bluetooth接続と小型レシーバー接続の2種類
- 電池の持ちが良い
- 手に馴染みやすいデザイン
M550は静音設計になっているので、クリック音が90%軽減されており、クリック音が気になり、マウスを使うことに抵抗がある方にも安心して使用して頂けるようになっています。手に馴染みやすいデザインをしているため、長時間の作業でも疲れにくい仕様となっています。
Bluetooth接続の他に小型レシーバーを挿して使用することもできますので、設定に自信がない方は小型レシーバーを挿し込むだけで使用することができるので、手軽に使用することが可能です。
電池持ちは小型レシーバーを使用した場合は最長24ヶ月持ち、Bluetoothで使用した場合は最長20ヶ月持つようになってますので、電池持ちは気にならないようになっています。
参考
ロジクール 公式サイト
有線薄型フルキーボード TK-FCM104KBK エレコム テンキー付き
エレコム 有線キーボード TK-FCM108KBK 薄型 メンブレン式 抗菌 フルサイズ テンキー付 ブラック
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- テンキー付き
- 長さ1.5mのケーブルを採用
- 丈夫なキー設計
無線接続に不安な方でも安心して使用できるため、設定に時間をかけたくない方におすすめできる方法ですが、最大のデメリットとして配線がごちゃついてしまうので、配線を増やしたくない方には注意が必要です。
参考 ELECOM 公式サイト
K295 Silent Wireless Keyboard K295GP logicool(ロジクール) 静音キーボード ワイヤレス
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- 耐水設計
- 挿し込むだけで簡単接続
- 打ち込みやすいキーピッチ
付属の小型USBレシーバーを使用することで設定も必要なく簡単に接続することができ、静音設計が施されているので、押し心地がよく、タイピングもしやすいようになっています。
テンキー付モデルのため、数式の入力もスムーズにしやすくなっていますが、テンキーがついてる分、幅は長めの441mmとなっています。また、ショートカットキーがついているので、音量調節は勿論ですが、再生と一時停止、ミュートやメールの起動もキーボード1つですることができます。電池寿命が24ヶ月と長くなっているので、安心して使用することができます。
ワイヤレスなので、使用しないときはケーブルの抜き差しの手間もなく動かすことができるのが、ワイヤレスのメリットですが、K295GPは小型レシーバーを挿し込んで使用するため、USB端子を使用してしまいますので、USB端子を使用されたくない方にはオススメできません。
U3H-A408SBK ELECOM(エレコム) USBハブ バスパワー対応
エレコム USB3.0 ハブ 4ポート 1m ACアダプタ付 セルフ/バス両対応 MacBook / Surface Pro / Chromebook他 ノートPC Nintendo Switch対応 ブラック U3H-A408SBK
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- 4ポート搭載
- 転送速度が速い
- バスパワー対応
ケーブルと本体が一体型となっており、持ち運びや収納に便利です。また、ケーブルの長さが1mと長めになっており、USBハブを手元に置いて作業すれば、外部機器の抜き差しの手間が減るので作業効率があがります。
バスパワーも対応してますが、付属のACアダプターを使用することで、安定のした電源供給が可能となるため、外付けハードディスクや外付けドライブも同時に使用することが可能となります。
また、USBの転送速度も速くなっているため、大容量のデータのやり取りをするときは役立ちます。
参考
ELECOM 公式サイト
GH-MHC6A-SV グリーンハウス SDカードリーダー搭載 ドッキングステーション
グリーンハウス USB Type-C ドッキングステーション シルバー GHMHC6ASV
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- ケーブル1本でUSB機器や映像出力が可能
- SDカード、microSDカードスロット搭載
- パソコン本体への電源供給に対応
4K対応のHDMI映像出力ができるため、パソコンの画面をディスプレイやTVに出力をすることが可能になります。
コンパクトサイズで、ケーブルと本体一体型のため、持ち運びもしやすいサイズとなっており、放熱性の高いメタルボディを採用しているので熱も篭りにくいようになってます。
ドッキングステーションにUSBType-Cがありますが、GH-MHC6A-SVにある端子は給電のみの対応となりますが、パソコン側のUSB Type-Cが埋まってしまった時に活用することができます。
参考 グリーンハウス 公式サイト500-HD019-1 HDMI サンワサプライ スリムタイプ 4K対応
プレミアムHDMIケーブル(スリムケーブル・ケーブル直径約4.5mm・Premium HDMI認証取得品・4K/60Hz・18Gbps・HDR対応・1m・PS5対応)
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- 4K60p対応
- スリムタイプ
- Premium HDMI認証
Premium HDMI認証とは耐ノイズ性能や明暗の差が広いHDR映像を楽しむことに優れている>ケーブルのことを言います。
4K映像を60p表示できるディスプレイを使用する場合は、ディスプレイ付属のHDMIだと対応してない可能性があるので、4K画像60p出力して使用したい場合は必要になります。
ケーブルはスリムタイプとなっており、取り回しが効きやすく、細いので扱いやすくなっており、金メッキプラグも採用しているので錆に強く経年劣化を抑えることができ、画質や音質の劣化を防ぎます。
ディスプレイに繋ぐだけで良いという方はディスプレイを選ぶ際にディスプレイに付属品としてついている場合があるので、必ず購入する必要はなくなりますがディスプレイと画質等にこだわりたい方やTVをディスプレイとして使用という方にはおすすめです。
参考
サンワサプライ 公式サイト
アイネックス U32CC-MM10P10 [1m ブラック]
ainex アイネックス U32CC-MM10P10 [PD100W対応 USB3.2Gen2 Type-Cケーブル C-C 1m]
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- 映像出力に対応
- ケーブルの長さ1m
- 最大100Wの電源供給にも対応
パソコンをU32CC-MM10P10で接続することでディスプレイに映像を出力することができます。長さは1mとなっており、パソコンとディスプレイを真横に設置予定であれば問題がない長さです。
また、高速のデータ転送用としても使用することができますので、スマホやiPadのデータを取り込む際にも使用することができます。
ノートパソコンを充電できるタイプのACアダプターを別途用意することで、充電ケーブルとしても使用することができます。
周辺機器の繋ぐ数が少ない方には、USB Type-C接続がスッキリしますが、周辺機器を繫ぐことを前提にする方にはおすすめできませんので、注意が必要です。
参考
Ainex 公式サイト
エレコム ノートPCスタンド PCA-LTSH8BK
エレコム ノートPCスタンド 折りたたみ 8段階 9.5cm高さアップ脚 スマホスタンド付 ~15.6インチノートPC対応 ブラック PCA-LTSH8BK
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- 傾斜角度を8段階調整ができる
- ノートパソコンスタンドの下にキーボード収納が可能
- 折りたたみ収納
ノートパソコンの排熱にも有効なゴム足がついているため、ノートパソコンが台座にぴったりつかなくすることで熱を逃しやすくします。
また、底部にはゴム足がついてるので、滑りにくく、安定して使用できるようになっており、15.6インチのパソコンまでなら使用することができます。
ノートパソコンとディスプレイを使って2画面表示をさせて使用されたい方にはおすすめですが、スタンド自体の設置スペースが確保できない方にはおすすめできません。
参考
エレコム 公式サイト
ソニック ノートパソコンスタンド ユートリム タブレット ノートPC用 フェルトカバー付 UT-5352-W
ソニック ノートパソコンスタンド ユートリム タブレット ノートPC用 フェルトカバー付 UT-5352-W
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- フェルトカバーがついているのでパソコンに傷がつきにくい
- 机上スペースの確保に役立つ
- 最大17インチのパソコンまで収納ができる
丈夫なスチール素材を採用しているので、機器を置いてもしっかりと安定し、底面に滑り止めがついているので、安心して使用することができます。また、機器類をまとめて収納することができるので机上の整頓にも役立つ上に、タブレットも収納することができます。
ディスプレイと繋ぐとき、パソコンは閉じたままになるため、2画面での作業をしたい方には向きませんが、大画面のディスプレイ1枚で作業をする方には、おすすめです。
参考
ソニック | 文具・事務用品メーカー 公式サイト
ライターあとがき
テレワークになり、ご自宅での長時間作業により、身体の不調が増えたという方にはぜひ、ノートパソコンのデスクトップ化の導入がおすすめになります。パソコン上の作業スペースが増えることは勿論ですが、作業効率もあがり、姿勢の改善や長時間作業に対しても目の疲れの軽減等にも役立つため、少しでも快適に過ごせるようにしてみてはいかがでしょうか。