イヤホンやヘッドホンを使用すると、臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。そのため、イヤホンやヘッドホンは映画やゲームが好きな人に人気です。
しかし使用者の使い方次第では、耳に悪影響を与えることもあります。
ここでは、子供におすすめのイヤホン、ヘッドホンの選び方・実際におすすめするイヤホン、ヘッドホンを紹介します。
子供のイヤホン・ヘッドホン使用は耳にどんな影響が?
子供がイヤホン・ヘッドホンを使用する時に、気をつけなければいけないことは音量です。子供によっては大音量で使ってしまうこともあり、しっかりと管理しなければいけません。
イヤホンやヘッドホンを適切ではない使用をすると、耳への悪影響として「難聴」の原因になることもあります。イヤホンで大きい音を聞き続けると耳への負荷がかかり続けるため、長時間の使用は避け小さな音で聞くことが重要です。
子供は自己管理が難しいため、保護者がしっかりと管理しましょう。
子供にはイヤホン・ヘッドホンどっちがおすすめ?
子供向けにイヤホンとヘッドホンのどちらが良いかは、子供の大きさによるため一概に決めることは難しいでしょう。
一般的に子供の耳のサイズは小さいため、イヤホンでは耳にしっかりとフィットしません。イヤホンのイヤーピースは子供向けに作っているわけではなく、大人を対象にしているからです。
ヘッドホンも同様に子供の小さな頭ではサイズが合わず、首や肩に大きな負荷をかけてしまいます。イヤホンとヘッドホンも重要なのはサイズなので、サイズが合うか確認しましょう。
子供がイヤホン・ヘッドホンを使用する際の3つの注意点
- 大音量で聞かせない
- 長時間の使用は控える
- 適切な商品選択
子供に大音量で音を聞かせることは耳に大きな負担をかけます。耳の内部に高い音圧がかかることで、難聴などの原因になりかねません。そのため、音量は適切な範囲で使用する必要があります。
長時間連続でイヤホンやヘッドホンを使用すると、鼓膜に負荷をかけ続けることになります。イヤホンやヘッドホンは長時間連続使用することも望ましくないため、適切に休憩を入れることが大事です。しっかりと子供の使用時間を管理しなくてはいけません。
使用する子供に合わせて適切なイヤホン・ヘッドホンを選ぶことが必要です。子供は耳や頭が小さいので、イヤホン・ヘッドホンがしっかりとフィットしないこともあります。購入する前にサイズをしっかりと確認して下さい。
子供用イヤホン・ヘッドホンの種類
子供用イヤホン・ヘッドホンの主な種類を解説します。
- オーバーイヤー型
- インイヤー(カナル)型
オーバーイヤー型
オーバーイヤー型とは、耳全体を覆うことができるヘッドホンのことです。耳をヘッドホンで完全に覆うことができるため、外部の雑音の遮断性が非常に高く、高音質の音を楽しめます。
オーバーイヤーのヘッドホンは耳を覆えるサイズなので、非常に大きい本体サイズです。持ち運びに優れているとは言えないため、自宅で迫力のある音を聞きたいときに使うと良いでしょう。
インイヤー(カナル)型
インイヤー型とは、イヤーピースを耳に埋め込むタイプのイヤホンのことです。耳とイヤホンの密着感が高いため、外部の雑音を抑えることができます。
イヤホンで高音質な音を楽しみたいなら、インイヤー型がおすすめです。
しかし、耳への負荷が高く長時間使用すると、耳が痛くなることもあります。インイヤーのイヤホンは長時間の使用は避けた方が良いでしょう。
子供用イヤホン・ヘッドホンおすすめメーカー6選
子供用イヤホン・ヘッドホンおすすめメーカー6選を解説します。
- Onanoff(オナノフ)
- FIRIK(フィリック)
- cheero(チーロ)
- Etymotic Research(エティモティックリサーチ)
- SIMOLIO(シモリオ)
- JVC(ジェイブイシー)
Onanoff(オナノフ)
Onanoffは子供たちが安全に使用できる製品を展開しているため、安心して子供に使わせることができます。子供向けに作られている製品は見た目が楽しいデザインで、子供たちにとても人気です。
子供が安全に使用できるように、音量制限機能が搭載されたモデルもあります。子供たちの健康を考えた製品を展開しているメーカーです。
FIRIK(フィリック)
FIRIKは子供用のイヤホンを作っており、子供が安心して使用できる構造になっています。スマホやタブレットで音を聞きたい時に、適しているといえるでしょう。
イヤホンのデザインはとても可愛く、動物をモチーフにしています。イヤホンとヘアバンドが一体型となったモデルは、音楽を聞くだけでなく睡眠時にアイマスクとして使えます。
cheero(チーロ)
cheeroは日本の大阪市に本社を置いているメーカーで、創業から30年が過ぎています。オーディオ製品だけでなく、モバイルバッテリーやUSBケーブルの販売も行っています。
近年急速に増えてきたオンライン授業でも子供が安心して使えるように、考え抜かれた仕様のイヤホンを展開しています。価格もお手頃な値段です。
Etymotic Research(エティモティックリサーチ)
Etymotic Researchはアメリカのイリノイ州で設立された音響機器メーカーです。ヘッドホンや補聴器を製造しており、確かな品質の製品を全世界に送り出しています。
製品としての品質が高いため、一般向けだけでなく視聴覚専門医やプロアマ音楽家も使用しています。20,000円以上のイヤホンもあり、高品質なラインナップです。
SIMOLIO(シモリオ)
SIMOLIOはオーディオ製品における聴覚技術を研究しており、またその技術力を応用した製品を展開しています。
子供の聴覚に配慮した仕様のため、小さな子供が使用しても安心です。一般的なイヤホンは音量制限機能が搭載されていないので、子供の耳への悪影響が心配になります。
SIMOLIOは音量制限機能が搭載されているので、安心して使用できるでしょう。
JVC(ジェイブイシー)
JVCはVictorとKENWOODが経営統合して設立したメーカーで、日本の神奈川県に本社を置いています。
JVCはイヤホンやヘッドホンなどのオーディオ機器だけでなく、ビデオカメラやプロジェクターといった電気機器も製造販売しているメーカーです。
JVCのイヤホンは高音質でリーズナブルな価格なので、コストパフォーマンスに優れています。
子供用イヤホン・ヘッドホンおすすめの選び方
子供用イヤホン・ヘッドホンおすすめの選び方を解説します。
- 接続方法で選ぶ|無線(ワイヤレス)?有線?
- 機能で選ぶ|ノイズキャンセリングの有無・音量制限
- 操作性で選ぶ|直観的操作・ボタンの大きさ
接続方法で選ぶ|無線(ワイヤレス)?有線?
接続方法はケーブルが不要な、無線接続をおすすめします。
無線接続の良さは、なんといっても音楽プレーヤーとイヤホン・ヘッドホン間にわずらわしいケーブルがないことです。ケーブルが引っかかると、音楽を聞いていても気になり集中できません。
ただし、ゲームなど長時間使用するなら、バッテリー切れの心配が不要な有線接続がおすすめです。
機能で選ぶ|ノイズキャンセリングの有無・音量制限
音楽への没入感を高めるなら、外音を遮断できるノイズキャンセリング機能はあったほうが良いでしょう。イヤホンやヘッドホンの性能によって、ノイズキャンセリングの強さは異なります。
また子供用ヘッドホンには音量制限機能が搭載されているモデルもあるので、子供が使用する時でも安心できます。
購入前に機能が搭載されているか確認しましょう。
操作性で選ぶ|直観的操作・ボタンの大きさ
イヤホンやヘッドホンは音楽プレーヤーを経由せずに、直接操作ができるようになっています。操作方法も複数あり、物理ボタン操作やタップ操作と様々です。
物理ボタンは手の感触だけで正確な操作ができるため、音量調整ボタンに採用されます。音量調整の誤操作は耳への負担や周囲への迷惑になるため、サイズが大きい物理ボタンだと安心です。
子供用ヘッドホンおすすめ7選
子供用ヘッドホンおすすめ7選を紹介します。
Onanoff BuddyPhones 有線接続
- 音量制限機能付き
- しっかりとフィットするデザイン
- カスタマイズ用のシール付き
Onanoff BuddyPhonesは子供用ヘッドホンとしての安全性を保つため、音量制限機能が搭載されています。子供では操作ができないようにロックができるため、子供側で勝手に音量変更することはできません。
これにより、大音量による耳への悪影響を防ぐことができるため、安心して使用できます。
参考 Onanoff 公式サイトiClever BTH03 無線接続
- 音量制限機能付き
- ワイヤレスでの使用が可能
- 折りたたみ式収納
iClever BTH03は子供でも安心して使用できるように音量制限機能が搭載されています。最大音量は94dBに設定されているため、子供側で勝手に大音量に変えることができません。
また、有線接続と無線接続の両方に対応しているので、使いやすい接続方法を選ぶことができます。無線接続は気軽に使えるため便利です。
参考 iClever 公式サイトFIRIK Frog 有線接続
- デザインが可愛い
- 装着感が良い
- アイマスクとしても使える
FIRIK Frogは子供向けで非常に可愛いデザインをしており、小さな子供を楽しませることができます。ただし、幼児向けのデザインなので、少し大きくなった子供には向かないかもしれません。
ヘアバンドの素材はとても柔らかく伸縮性があるため、頭を締め付けることもなく長時間使用できます。また、睡眠時はアイマスクとして使うことも可能です。
参考 FIRIK 公式サイトJVC HA-KD10W-Y 無線接続
- 音量制限機能を搭載
- 軽量で負担が少ない
- マイク内蔵で通話が可能
JVC HA-KD10W-Yは音量調整の誤動作による耳への負担をなくすため、最大85dBの音量制限がかけられています。85dBは欧州規格に基づく音量で、子供が使う玩具への安全を配慮したものです。
小さな子供の頭にフィットするように設計されているので、ヘアバンド部は細かな調整ができるようになっています。
参考 JVC 公式サイトJBL JR310BT 無線接続
- 音量制限機能を搭載
- ワイヤレス接続可能
- カスタマイズシール付属
JBL JR310BTは子供たちが安心安全に使用できるように、音量制限機能を搭載しています。音量制限機能は誤操作による大音量を防ぐことができ、耳に過剰な負担をかけません。
ケーブルが不要なワイヤレス接続に対応しているため、取り回しが良く携帯性に優れています。また内蔵バッテリーは最大30時間の連続使用が可能です。
参考 JBL 公式サイトEasySMX KM-666 有線接続
- リーズナブルな価格
- キュートな子供向けデザイン
- 音量制限機能付き
EasySMX KM-666は約2,000円で購入できるリーズナブルな価格なため、不意な破損や子供が壊しても買い替えがしやすくなっています。お子様向けのデザインはキュートでポップなので、どのような子供でも気に入るでしょう。
音量制限機能が搭載されており、子供たちが安全に使用できるように設計されています。
参考 EasySMX 公式サイトRiwbox CT-7S 無線接続
- Bluetooth接続に対応
- 可愛いデザイン
- 音量制限機能を搭載
Riwbox CT-7SはBluetooth接続に対応しているため、ケーブルが不要なワイヤレスで使用することができます。ケーブルの煩わしさがないので、子供たちも気軽に使うことが可能です。
子供を見た目で楽しませることができるデザインで、リズムに合わせてLEDが点滅したり、色が変化したりします。
参考 Riwbox 公式サイト子供用イヤホンおすすめ3選
子供用イヤホンおすすめ3選を紹介します。
cheero CHE-630 無線接続
- 耳への負担が少ない
- ワイヤレス接続に対応
- ノイズキャンセリングを搭載
cheero CHE-630は開放型のイヤホンのため、一般的なイヤホンと違い耳をふさぎません。耳に圧力がかからず長時間しても、体への負担は非常に低くなっています。
また、ワイヤレス接続に対応しており、子供たちが気軽に使えるように配慮されています。通信速度も速く遅延が気になることもないでしょう。
参考 cheero 公式サイトEtymotic Research MK5 有線接続
- 高音質なサウンド
- 外部ノイズを遮断
- 携帯用ポーチ付き
Etymotic Research MK5は高品質なサウンドを表現することができます。音質はフラットで癖がないので、聞き取りやすく大人から子供まで使用することが可能です。
特徴的なイヤーピースは小さな子供たちの耳にもフィットするため、外部のノイズをしっかりとブロックできます。
参考 Etymotic Research 公式サイトJVC HP-F140-D 有線接続
- 低価格
- 小型なボディ
- 高音質なサウンド
JVC HP-F140-Dは低価格なイヤホンの中でも、非常にコストパフォーマスの良い製品になっています。約600円で購入できるため、買い求めやすく万一に故障しても買い替えが容易です。
また、低価格なイヤホンでありながら、高音質なサウンドを再現できるドライバーを搭載しています。価格と品質のバランスが非常に良いイヤホンです。
参考 JVC 公式サイトライターあとがき
子供向けのイヤホンやヘッドホンは子供たちが安全に使えるように工夫されています。大音量の音楽を長時間聞くと、耳に多大な負担をかけてしまい難聴などの原因になりかねません。
そのため、音量制限機能が搭載されたイヤホンが多数あります。
保護者が常に管理し続けることは難しいため、セーフティ機能が搭載されたイヤホンなどを購入したほうがいいでしょう。