持ち運び可能なノートパソコンはノマドワーカーやフリーランスにとって、とても重要なアイテムです。一方で、持ち出しするノートパソコンでは、高負荷のかかる作業を行うとパソコンが発熱し本体内部を冷却するために内臓のファンが動作することがあります。このファンの音は周りの方や動画の視聴中は意外と気になるものです。
そこで今回はパソコンの発熱時でも騒音が出ないファンレスタイプのノートパソコンについてメリットとデメリット、おすすめのファンレスパソコンを販売しているメーカーについて説明し、2022年おすすめのファンレスパソコン6選についてご紹介いたします。
ファンレスノートパソコンとは?
ファンレスノートパソコンとはパソコン本体の発熱を抑える役割をもつ冷却ファンがないタイプのノートパソコンになります。
ノートパソコンで高い負荷のかかる動作を行うとパソコン内部で発熱し、それを抑えるためにファンが動作します。
最近では発熱の主要因であるハードディスクがSSDに置き換えられていることから、発熱性が低くなっていることもあり、ファンによる冷却機能を排除したファンレスノートパソコンも販売されるようになってきました。
ファンレスノートパソコンのメリット
ファンレスノートパソコンのメリットを解説します。
- 騒音がない
- あまり熱がこもらない設計で安心
- バッテリー駆動時間が長い
騒音がない
ファンレスノートパソコンの最大のメリットはファンが駆動する際の騒音がないことです。
機種にもよりますが、ファンが駆動する際の騒音は意外と気になる物です。
特に静かな空間で、イヤホンなどを使わずに作業や動画を視聴しているとファンの駆動する音が耳に入ってきます。ファンレスであれば、そのような騒音に対するストレスとは無縁となります。
あまり熱がこもらない設計で安心
ファンレスのノートパソコンは、ファンによる冷却機能がなくとも長時間の使用が可能なスペックとなっているモデルが多いので安心です。
パソコン本体も高い負荷のかかる動作が必要な際は、省エネモードになるなど、システムによる対策が行われているので、ファンレスのモデルもしっかり使用することができるので安心です。
ファンレス設計故にパソコンの重量も軽くなる、且つコンパクトな設計にすることができます。ファンレスによりパソコン本体の重量が軽くなるため、外出先へ持ち出す際のアドバンテージとなります。
バッテリー駆動時間が長い
ファンレスのノートパソコンは冷却ファンを稼働させる分のバッテリーを消耗させることなくパソコンを使用することができます。そのため、内蔵バッテリーのみで使用する際も消費電力を抑え長時間の使用が可能となります。
内蔵バッテリーの電池持ちは外出先で電源の確保が困難なシチュエーションでも安心して使用することができます。
ファンレスノートパソコンのデメリット
ファンレスノートパソコンのデメリットを解説します。
- 高い負荷のかかる作業には向かない
- 発熱した時は作業が止まってしまう
高い負荷のかかる作業には向かない
ファンレスのノートパソコンは比較的スペックがライトな設計のモデルが多いのが特徴です。そのため、高い負荷のかかる作業を行おうとすると発熱しやすくなります。熱暴走を起こさないよう、動作に制限をかけるなどのシステムを取り入れているケースがあります。
その他にも、熱源となりうるディスプレイについて消費電力の高い15インチのような大ぶりなモデルを展開しているメーカは少ないのが特徴です。大抵のファンレスモデルは10〜13インチのコンパクトなモデル中心のラインナップとなっています。
発熱した時は作業が止まってしまう
ファンレスのノートパソコンが発熱すると熱暴走で起動に支障をきたします。そのためファンレスのノートパソコンはあまり発熱が起こりにくいように設計がされているものが多いです。
もし、高い負荷がかかって熱を発してしまった場合は、本体が冷えるまでしばらくパソコン作業から手を止めることになりますので、注意が必要です。
動作制限がかかった状況では効率的に作業を行うことはできません。ファンレスのノートパソコンで行う作業内容を確認してから購入を検討しましょう。
ファンレスノートパソコンのおすすめメーカー
ファンレスノートパソコンのおすすめメーカーを解説します。
- dell
- apple
- hp
ASUS
ASUSはゲーミングパソコンや一般向けのノートパソコンを製造している台湾の大手パソコンメーカーです。
ASUSは複数の製品ラインナップを取り揃えており、ファンレスノートパソコンではChromebookシリーズがランナップされています。用途的にはライトユース向けのモデルが多いですが、ファンレスモデルならではのライト使用にマッチした起動の速さや持ち運びのしやすさが売りとなるモデルがラインナップされています。
apple
Appleはファンレスのノートパソコンは一部に限定されています。しかし自社オリジナルのCPUを搭載したモデルはとてもパワフルでファンレスとは思えないようなパフォーマンスを発揮するモデルがラインナップされています。
ファンレスモデルでも動画編集などの負荷のかかる使用方法もある程度行うことができるモデルをお探しの方におすすめのブランドになります。
Microsoft
MicrosoftはWindowsOSを開発したソフトウェアのメーカーになります。
現在ではsurfaceシリーズを販売しています。2in1タイプのsurfaceは高性能なファンレスモデルを販売しているので、高性能なタイプでファンレスをお求めの方におすすめのブランドです。
surfaceシリーズはファンレス機能以外にもMicrosoftの代表的なソフトであるOfficeがプリインストールされているためビジネス用途での使用にも人気のモデルです。
ファンレスノートパソコン人気おすすめ10選!
ファンレスノートパソコンのおすすめ10選を紹介します。
Lenovo Ideapad Duet 10.1インチ
- タブレットにもなる2in1仕様
- 即起動する俊敏性
- 薄型で持ち運びも便利
GoogleのChromebookとして使用する際の立ち上がりがとても早く起動して操作することが可能です。
専用のキーボードを接続すればスリムで持ち運びにも優れたノートパソコンとしても使用することができ、プライベートでは動画視聴にタブレットとして使うことも可能です。
ASUS Chromebook Detachable CM3
- 4つのスタイルで使い勝手抜群
- 高解像度のディスプレイ
- ユーザー登録で安心のメーカーサポート
GoogleのChromebookを搭載しており、Google系のサービスにはとても相性が良いだけではなく、Chromebookならではの俊敏な機動性があります。また、付属のキーボードは着脱が可能でタブレット使いをすることも可能です。
参考 ASUS 公式サイトGM-JAPAN GLM-10-128
- 軽量な本体
- コンパクトなボディに最新のWindows11を搭載
- WPS Officeインストール済み
タブレットのサイズながら最新のWindows11を搭載しています。またWPS Officeインストール済みなので、ビジネス用途でも購入して即率先力となります。
専用のキーボードを装着すればビジネス用途でも活躍することができるので持ち出し用のパソコンとしてカバンに忍ばせておくのにとても便利なモデルです。
参考 GM-JAPAN 公式サイトApple MacBook Air M1 Chip
- ファンレスでもパワフル
- 高速起動
- 高次元のバッテリー持ち
4K動画の書き出しなど高負荷のかかる作業を頻繁に行わない方であれば普段使いにおいてこのモデルほど優れたノートパソコンはそうありません。
参考 Apple 公式サイトMicrosoft Surface Pro 7 3点セット
- 2in1タイプ
- Windows 11 へ無料アップグレード可能
- ストア限定のすぐに使える3点セット
今回のモデルはストア限定モデルにつき、専用キーボードとタッチペンがついてくるので、クリエイティブな作業やメモをペンを使用して記入することも可能になります。また、Windows11への無料アップグレードが可能なモデルなので、最新のOS環境でパソコンを使うことができます。
参考 Microsoft 公式サイトCHUWI Herobook Air 11.6インチ
- Windows 11 無料アップグレード対応
- IPS ディスプレイ
- コストパフォーマンスに優れたコンパクトモデル
非常に安いモデルながら、最新のWindows11にアップデートが無料で行うことができるのは魅力的です。
価格が安いモデルでも平均で9時間稼働することができるほか、24Wの急速充電テクノロジー内蔵しています。ディスプレイのサイズは12インチを下回るコンパクトモデルですが、キーボードのサイズはフルサイズを最小しているので、文字入力もしっかりすることが可能です。
参考 CHUWI 公式サイト