この記事は以下のような方向けに書いており、PCで楽しめるFPSがきっと見つかるでしょう。
- FPSゲームがどんなゲームかわからない
- 一人(ソロ)でも楽しみたい
- 友人とワイワイ楽しみたい
- 持っているPCのスペックが低いけど楽しみたい
FPSゲームと聞くと、他人と撃ち合って最終的に勝ち残り1位になる「バトルロイヤル」のようなイメージが強いです。ですが、ただそれだけではなく、1人専用でストーリー重視、ひたすらゾンビから逃げ回る、広大なフィールドで魔法と剣を使いこなす、敵からお宝を集めまくるなど、いろいろなゲームがあります。
この記事ではPCで楽しめるFPSゲームについて、いろいろなジャンルから選りすぐりの10ゲームを紹介します。初心者はもちろん、バトルロイヤルゲームで慣れている方まで楽しめるゲームがきっと見つかるでしょう。
そもそもFPSとは
FPSとは「ファースト・パーソン・シューティングゲーム」の略であり、シューティングゲームの一種です。最大のポイントは操作するキャラクター自身の視点となっていることです。つまり、画面に映っているのはキャラクターのいるゲーム中の世界、そして腕や銃などのキャラクターの一部だけが映っています。
PCの場合の操作方法は主にマウスとキーボードを使います。キャラクターの視点操作はマウスを使って動かし、その視点に対してクリックやキーボードのコマンドを入れることでアクションを起こします。画面がキャラクター自身の視点となっていることから、迫力や一体感、没入感が他のゲームと比べて抜群です。
FPSとTPSの違いを簡単に解説
FPSとよく似ているのがTPSと呼ばれるゲームで,「サードパーソン・シューティングゲーム」の略です。キャラクターの背後に視点があり、実際に画面にはキャラクター自身が映っています。キャラクターが表示されている点というのがFPSとの大きな違いです。
FPSとは違いキャラクター自身の視点ではないため、一体感、没入感はそこまで感じられないですが、画面に映されるキャラクターと世界観を「見て感じ」やすく、ストーリー性があることが特徴です。代表作としてはメタルギアソリッドシリーズやバイオハザードシリーズが有名です。
PCゲーム初心者におすすめFPSの選び方
PCゲーム初心者におすすめFPSの選び方を解説します。
- 初心者に優しい環境
- すぐゲームオーバーになりにくいゲーム
- ソロでも楽しめるか
- 無料で楽しめるか
- スペックの低いパソコンでも動くか
初心者に優しい環境かどうか
FPSゲームに慣れていないとプレイしているキャラがすぐ死んでしまうことがよくあります。そこで気になるのがRPGでもあるようにFPSでもデスペナルティがあることです。
デスペナルティとは戦闘不能時に課される罰則のことです。セーブ地点まで戻る、武器を落とすなど、ゲームによりデスペナルティはいろいろある中で、初心者でも楽しめるゲームを紹介します。
すぐゲームオーバーになりにくいゲーム
慣れるまですぐにキャラが死んでしまうことも多いFPSゲームですが、ゲームによってはキャラクターにアーマーをつけたりシールドを貼ったりすることでゲームオーバーになりにくいゲームがあります。
何度もゲームオーバーになってしまうと、なかなか楽しめない要因にもなりますよね。すぐにゲームオーバーにならない、なってもすぐにキャラクターが復活できるような初心者向けのゲームも紹介します。
ソロでも楽しめるか
チーム戦で協力して戦うゲームもありますが、ソロでもストーリーにハマったり、ちょっとした時間にすぐにできたりFPS初心者でも1人で楽しめるゲームも紹介します。実際、FPSはソロでもストーリーを味わえるゲームはたくさんあります。後ほど紹介するFALLOUTシリーズはサイドストーリーだけで何十時間、何百時間を時間を費やす程のボリュームです。
無料で楽しめるか
お金をかけずに無料で楽しめるFPSゲームも今ではたくさん出ています。というのも、最近の無料ゲームではキャラクターの外見を変えるアイテムが課金で買える仕組みのタイプが多いからです。ただキャラクターの外見が変わるだけでゲームバランスは変わりません。お金をかけず、無料でも楽しめるゲームも紹介します。
スペックの低いパソコンでも動くか
意外と重要な点として、ゲームをプレイするのにPCの要求スペックが低いことが挙げられます。ただ最新のゲームでも設定次第では動くことが多いので、最新モデルを買わないとプレイできないということは少なくなってきました。またスペックの低いPCでも動けば、友人とプレイする際、仮に友人のPCのスペックが低くても動くことで協力プレイができるなどのメリットもあります。
PCゲーム初心者におすすめFPS10選
PCゲーム初心者におすすめFPS10選を紹介します。
Bethesda Game Studios フォールアウト4 定番ソロFPS
- 核戦争後を描いた重厚なストーリー
- 完全ソロゲーム
- クイックセーブでゲームオーバー時も安心
最近のゲームにしては珍しく、完全にソロゲームで協力プレイは一切なしです。その分ボリュームと自由度は圧倒的です。FPSの苦手な方にもおすすめできる理由はバトルシステム「V.A.T.S.」。時間の流れをスローにして狙い撃ちが可能です。難易度はやや高めですがクイックセーブがあり、何度でも復活可能でFPS初心者にもおすすめです。
細かいキャラクタークリエイトができるゲームです。核戦争後というとてもダークな世界を自身の作ったキャラクターで冒険できます。オープンワールドゲームというとても広いフィールドを歩き回れるゲームなので、戦いを通してその世界観に浸れるのも魅力です。
参考 Bethesda Game Studios 公式サイト2K Gamesボーダーランズシリーズ ハクスラ型FPS
- 何でもありのぶっ飛んだFPSゲーム
- ハクスラ要素のレジェンド武器集めが熱い!
- セーブポイントが多く、死んでもデスペナルティが甘め
グラフィックテイストは賛否両論ですが、ストーリーから何もかもぶっ飛んでいるハクスラFPSゲーム。ハクスラとは「ハック&スラッシュ」のことで、一部の敵が落とすレジェンドアイテムを集めるべく何度も強敵と戦い、落としたアイテムを装備して強くなっていきます。
シリーズごとに個性あるキャラクターが出てきてどのシリーズを買っても楽しめるのではないでしょうか。各作品には前作のキャラが重要キャラとして出てくるので、シリーズ順に買って楽しむのもおすすめです。またセーブポイントが多く、死んでもすぐに復活できる点も評価できます。
参考 2K Games 公式サイトエレクトロニック・アーツ Apex Legends チーム協力バトルロイヤル
- 今流行りの無料でできるFPSゲームといえばこれ
- プラットフォームを超えてチームを組んでバトルロイヤル
- 各キャラクターの個性を使いこなせ!
Switchでも展開されている今流行りのバトルロイヤル型の基本無料のFPSゲームです。ソロでも知らない人とチームを組んでバトルできますが、できれば知り合いとチームを組むことが推奨されます。各キャラでスキルが異なり、スキルを活かして戦いを有利に進めていくことが大事です。
他のバトルロイヤルゲームと同じく、チャンピオンになった時の達成感は圧倒的です。ただ簡単になれるものではないので、キャラの固有スキルや武器を使う練習を何度もすることが大事です。運も絡みつつチャンピオンになる頃にはどっぷりハマっているでしょう。
参考 エレクトロニック・アーツ公式サイトValve Software Left 4 Dead 2 ゾンビから逃げ切るサバイバルFPS
- 低スペックでも動くゾンビ系FPSゲームの定番
- 協力プレイはもちろん、ソロでも楽しめる設計
- 難易度もそこまで高くなく、とっつきやすい
よくセールをやっており安価で購入できるゾンビ系サバイバルFPSゲームです。特に難しい操作はなく、とにかくゾンビから逃げ切れば勝ちというシンプルなシステムです。低スペックPCでもサクサク動くのもポイントで、友人とワイワイするのもよし、ソロでコツコツやるのもよしのゾンビ系FPSゲームの定番です。
とにかく操作にややこしいコマンドがなく、システムがシンプルなので、とりあえず何でもいいのでソロでFPSをしてみようという方におすすめです。ここからFPSゲームに慣れていくことがいいかもしれません。
参考 Valve Software公式サイトユービーアイソフト ファークライシリーズ 自由度の高さが売り!
- とにかく自由度が高く車に乗ったり狩猟したりできる!
- シリーズごとに世界観が異なり、どれも楽しくハズレがない
- マルチエンディング制で何度も楽しめる
とにかく何でもできます。車に乗れ、動物を狩猟することもできる圧巻の自由度が売りです。シリーズごとに世界観が異なるのでどのシリーズをプレイしても飽きが来ません。マルチエンディングのため何度も楽しめ、キャラクタークリエイトで作ったキャラがどのようなエンディングを迎えるかがプレイ中から楽しみです。
システムとしてはバディのNPCがいるためソロでも寂しくなく、敵基地をクリアするごとに拠点が解放されていきます。拠点を解放するごとにさらに行けるところが増えたり、冒険の支援が受けられたりと、やればやるほどおもしろくなっていくでしょう。
参考 ユービーアイソフト公式サイト4A Games メトロシリーズ ストーリー重視の骨太FPS
- ゲームの世界に浸れる重厚な世界観
- 元が小説ということもありストーリーが骨太
- 地下鉄が舞台で暗い雰囲気が好きな方におすすめ
ゲームの元が小説ということもあり重厚なストーリーが楽しめます。オープンワールドのようでそうではなく、ストーリーが導くまま一本道で進む作品です。ゲームのアクション性はもちろん、核戦争後の暗い雰囲気のストーリーを楽しみたい人にはおすすめです。
ガスマスクのフィルター交換やヘッドライトの充電作業など「リアルな操作感」がよりキャラクターとの一体感を感じさせます。また、どうしてもFPSが苦手であったり、初心者であったりする場合はプレイスタイルを変更することで躓くこと無く進めます。
参考 4A Games公式サイトカプコン バイオハザード 7 バイオハザード初のFPS!
- あのバイオハザード初のFPSゲーム
- FPSで怖さが今までの何倍にも!
- お馴染みのキャラが出てきてストーリーが繋がる
SONYの初代プレイステーション時代から続くバイオハザードのシリーズ7作目です。今までのラジコン操作、TPS操作を経て、ついにバイオハザードとしては初のFPSとして誕生しました。今までのアクション路線とは異なり、完全に原点回帰のホラー路線になっています。
ホラー路線という通りFPSになったバイオハザードは本当に怖く、1人ではプレイしたくないと思うほどです。難易度はけっこう高いので初心者には難しいと一般的に言われていますが、ホラー好きには是非おすすめできる作品です。また、過去作に出てきたキャラクターが出てくるので、過去作をプレイ済みの方だとより楽しめるかもしれません。
参考 カプコン公式サイトベセスダ・ソフトワークス スカイリム 剣と魔法のオープンワールドFPSゲーム
- キャラクタークリエイトから圧倒的ボリューム
- 銃ではなく剣と魔法で戦う世界
- 自由度が高く聖人にも盗人にもなれる
銃ではなく剣と魔法で戦うオープンワールドFPSゲームです。銃を使う現代〜近未来の世界ではなく、幻想的な世界を楽しみたい方におすすめの作品です。キャラクタークリエイトの時点で見た目から種族から自由度があります。自身の分身となるキャラクターを作成するのに何時間もかかる人がいるほどです。
自由度の高さはキャラクタークリエイトだけにとどまりません。ストーリーの進め方はもちろん、聖人にも盗人にもなれるというキャラクター自身の生き方も自由度が高いです。1つのクエストをこなす間にサブクエストが山ほどあり、メインクエストから寄り道しているだけでも何十時間とかかってしまうボリュームも圧巻です。
参考 ベセスダ・ソフトワークス公式サイトMojang Studios マインクラフト のはや説明不要の建築ゲーム
- FPSでものづくりという新しい形
- ストーリーがなく好きなようにアドベンチャーを楽しめる
- ものづくり好きなら、いつまででもできるような建築要素
今では小学生も知っている、プレイまでしているというマインクラフトというソフトの紹介です。FPSというと銃で撃ち合うイメージですが本作品は銃が出てこない、建築メインのサンドボックス(箱庭)ゲームです。
特にストーリーなどもなく、とにかく資源を集めて建築することがメインのマインクラフトですが「建築メイン」という通り、ものづくりが好きな人には向いています。今では現実にある街や他のゲームの世界を再現するといったことも流行っています。
参考 Mojang Studios公式サイトThe Fun Pimps 7 Days To Die ゾンビ×マイクラなFPSゲーム
- 迫り来るゾンビから生き延びるサバイバルゲーム
- ゾンビから生き延びるためのマイクラライクな建築が重要
- ソロはもちろん友人とすれば盛り上がること間違いなし!
最後に紹介するのが、マインクラフトのような建築要素に加えゾンビからも生き延びるサバイバルを味わうFPSゲームです。あなたが放り出された世界の中では食料や水が必要で、生き延びるためには飲食物を手に入れることが大事です。また、夜はゾンビが徘徊するので寝るために拠点を作る必要があります。だからマインクラフトのように素材を集め、それを使って生き延びるための拠点を作ります。
また、このゲームの名前に「7Days」とあり、7日ごとにゾンビの大群があなたを求めて押し寄せるというシステムがあります。つまり、7日ごとにいかにしてゾンビの大群から生き延びられるように拠点を強くし、武器を揃え、そして飲食物を調達する必要があります。ソロでも楽しめますが、協力プレイだと本当に荒廃したゾンビの徘徊する世界を協力している感が楽しめます。プレイすればするほど慣れてきておもしろくなっていくでしょう。
参考 The Fun Pimps公式サイト【付録】FPS初心者におすすめのゲーミングPC3選
FPS初心者におすすめのゲーミングPC3選を紹介します。
ゲーミングPCには大きく分けてノートPCとデスクトップPCとあります。とにかくFPSゲームを早くしたいという方はノートPCで、自身で構成など考えてお気に入りのPCを決めたいという方にはデスクトップPCがおすすめです。
ゲーミングノートPCはモニタなどを別で購入する必要がなく、スペックを抑えれば出費を抑えることが可能です。持ち運びにも適している反面、モニタも他のPCパーツもノートPCと一体化しているので、どれか1つでも壊れると動作に支障が出てしまいます。
ゲーミングデスクトップPCは別でモニタを購入必要があり持ち運びもできないですが、後々からパーツをグレードアップすることでスペックアップすることができます。また、PCのパーツがどれか1つ壊れても、そこを変えれば続けて使えるので長く使い続けられるというメリットがあります。
またPCパーツの構成について、特に注目すべきポイントがグラフィックボードです。CPU、メモリやストレージは横並びの性能が多い中で、グラフィックボードでかなり差がついてしまいます。目安として「4K対応かどうか」という点があり、この対応状況でかなり費用が変わります。購入するモニタが4K対応かどうかを考慮しましょう。
ドスパラ GALLERIA RM5C-R36T コスパの良いゲーミングデスクトップPC
- コスパの良さ
- デスクトップのため拡張性あり
- LEDライティングがあり見た目◎
第11世代のCPU、メモリ16GB、ストレージがSSD512GB、グラフィックボードにRTX 3060Tiを搭載しているゲーミングデスクトップです。何よりもコスパが良く、この構成で20万円を切る価格(税抜き17万円弱)が魅力的です。
またデスクトップゲーミングPCなので、拡張性があります。今後使い続けていく場合でもPCパーツを交換することで長く使うことができます。また、PCケースがガレリア専用 SKMケース(MicroATX)という従来のケースより小型のもので、場所をそこまで大きく取らないことも特徴です。LEDライティング機能もあるので見た目にこだわる人にもおすすめです。
参考 ドスパラ 公式サイトRazer Razer Blade 15 Base Model 憧れのメーカーのゲーミングノートPC
- 憧れのゲーミングデバイスブランドメーカーのノートPC
- 見た目のスタイリッシュさ
- ノートPCなので持ち運び可能
ゲーミングデバイスブランドで人気のあるRazerのゲーミングノートPCで、見た目が何よりスタイリッシュです。各Razer機器と連動して好みの色に光らせるといったことも可能です。第10世代のCPUで解像度はフルHDになりますが、その分価格が抑えられたモデルになります。
スペックとしてもグラフィックボードにRTX3070を搭載、メモリとストレージも問題ない構成なので、見た目と中身の両方にこだわりたい方に是非おすすめのゲーミングノートPCです。もちろん、ノートPCのため持ち運びができ、モニタも購入不要な点も評価できます。
参考 Razer 公式サイトMSI STEALTH-15M-A11UEK-211JP コスパ最高のゲーミングノートPC
- 良コスパのゲーミングノートPC
- 派手さはない分シンプルでスペック重視
- とにかくコストを抑えてスペック重視の方におすすめ
上に紹介したメーカーであるRazerと同じくらい有名なMSIのゲーミングノートPCです。実際にゲーミングPCのパーツを製造しているメーカー製のゲーミングノートPCのため、安心・信頼のゲーミングノートPCといえます。
Razerのように「同じブランドのゲーミングPCデバイスで全部統一して光らせる」といった派手さがない分、シンプルだが中身はしっかりしています。一通りのスペックが揃っており、価格も20万円弱とコスパのよいゲーミングノートPCです。
参考 MSI 公式サイトライターあとがき
FPSがわからないといった方にもとっつきやすいように、冒頭ではFPSとはどういうゲームなのかを解説し、初心者はもちろん実際にプレイしている方向けにもおすすめできるFPSゲームを厳選して10作品を紹介しました。最後に「今FPSを始めたい方」向けにおすすめできるゲーミングPCを紹介しました。
今回紹介したゲーミングPCであれば今回紹介しているゲームはプレイできるので、気になる作品があれば、これを機にゲーミングPCの購入を検討してみてはいかがでしょうか。