持ち運びに優れたモバイルディスプレイは、ゲーム機の接続やパソコンのディスプレイとして活躍できます。
携帯ゲーム機やノートパソコンはモニターサイズが小さく作業効率は良くありません。モバイルディスプレイがあると作業領域を大きく確保できるので、作業効率向上に効果的です。
ここでは、モバイルディスプレイの選び方・実際におすすめするモバイルディスプレイを紹介します。
モバイルディスプレイとは
モバイルディスプレイとは、軽量で持ち運びに適しているディスプレイのことです。薄型でスペースを必要としないため、使用しない時は収納でき邪魔になりません。
外出先へ持ち運んで使用するだけでなく、在宅時のテレワークやゲームモニターとしても使えるためとても人気です。モニターサイズもコンパクトな13インチから、見易い17インチまでサイズが揃っています。
モバイルディスプレイとタブレットの違いを解説
モバイルディスプレイとタブレットは全くの別物です。モバイルディスプレイは表示機能しかないため、パソコンやゲーム機を接続しなければ何も表示されません。
タブレットは表示器ではなくコンピュータを搭載しているため、スマートフォンと同じようにアプリを使用することができます。
役割が全く違うため、購入する時は間違えないようにしましょう。
モバイルディスプレイの価格相場
モバイルディスプレイはおおよそ20,000円台から購入することができます。60,000円近い非常に高価なモバイルディスプレイもあり、大きな違いとしては「解像度の高さ」と「タッチパネル搭載か非搭載」かです。
ゲーム向けモバイルディスプレイの応答速度の重要性
ゲームにおいてディスプレイの応答速度は非常に重要です。応答速度が遅いディスプレイはゲームの速度についていけず、コントローラーで操作をしても即座に反応しないことがあります。
ゲームに使用するなら、できる限り応答速度は早いモデルがおすすめです。
ゲーム向けモバイルディスプレイのおすすめメーカー
ゲーム向けモバイルディスプレイのおすすめメーカーを解説します。
- ASUS(エイスース)
- cocopar(ココパー)
- EVICIV(エビシブ)
- Lenovo(レノボ)
ASUS(エイスース)
ASUSは台湾に本社を置く、世界第1位のマザーボード製造メーカーです。コンシューマー向けノートパソコンにおいても世界第2位の出荷台数であり、あらゆる分野に進出しています。
ASUSの製品は高品質で価格が安いので、コストパフォーマンスに優れており人気です。またゲーミングモニター市場においても、首位を走っています。
cocopar(ココパー)
cocoparは中国の深圳にあるモバイルモニターを中心に取り扱っているメーカーです。cocoparのモバイルモニターの魅力は価格が非常に安く、フルHDなら20,000円以下で購入できます。
また、フルHDよりも綺麗な4Kモデルでも、30,000円程度で買うことが可能です。聞き慣れないメーカーではあるが、日本で登記されているので安心できます。
EVICIV(エビシブ)
EVICIVは中国の深圳に本社を置く電気機器メーカーです。EVICIVのモバイルディスプレイは非常に安く、必要な機能を搭載した価格になっています。そのため、価格が安いだけで機能が足りず、使い物にならないということはありません。
格安でありながらUSB Type-Cの接続に対応しているなど、価格以上の性能があります。
Lenovo(レノボ)
Lenovoは中国に本社置き、PCの世界市場シェアはトップレベルです。Lenovoは2004年にIBMのPC部門を買収したことにより、急速に力をつけました。
Lenovoは「ThinkPad」ブランドでPCの販売をしており、コンスーマー向けよりも企業向けに力を注いでいます。
Lenovoの製品は価格が安くコストパフォーマンスが高いです。
ゲーム向けモバイルディスプレイおすすめの選び方
ゲーム向けモバイルディスプレイおすすめの選び方を解説します。
- サイズ/重さで選ぶ
- 使用用途で選ぶ
- 接続端子で選ぶ
- ディスプレイの光沢の有無で選ぶ
- タッチ操作の有無で選ぶ
- バッテリー搭載の有無で選ぶ
- イヤホンジャックの有無で選ぶ
- Switch/PS4にはフルHDがおすすめ
- PS4 Proには4Kがおすすめ
サイズ/重さで選ぶ
モバイルディスプレイはサイズと重さで選ぶことが重要です。持ち運びを目的にしているので、あまりに大きく重いモバイルディスプレイでは、持ち運びに向いていません。
自分が気にならない大きさや重さを考えて購入する必要があります。
使用用途で選ぶ
主なモバイルディスプレイの使用用途は事務作業かゲームになります。事務作業とゲームでは求める機能が異なるため、用途に合わせて選ぶことが必要です。
ゲームを主目的とするなら、応答速度の速いモバイルディスプレイを購入しましょう。
接続端子で選ぶ
最近の接続端子は「HDMI」、「DP」や「USB Type-C」が主流となっています。モバイルディスプレイに接続したい機器がどの出力端子に対応しているか、確認しなければいけません。
一般的には「HDMI」に対応していればいいでしょう。
ディスプレイの光沢の有無で選ぶ
ディスプレイは光沢の「グレア」と非光沢の「ノングレア」があります。2つの違いとして、グレアタイプは映像の美しさを引き立てる効果があり、ノングレアタイプは目の負担が低く長時間使用向けです。
今はノングレアタイプが人気あります。
タッチ操作の有無で選ぶ
タッチ操作のできるモバイルディスプレイは、スマートホンのように直感的な操作をしたい人に向いています。逆に、ノートパソコンの外部ディスプレイとして使用するだけで、タッチ操作を使わない場合は必要ない機能です。
バッテリー搭載の有無で選ぶ
モバイルディスプレイを外出先で使用したいならバッテリー搭載モデルがおすすめです。バッテリー非搭載の場合、電源コンセントを探す必要があります。自宅や電源コンセントがある環境なら、バッテリー非搭載モデルがいいでしょう。
イヤホンジャックの有無で選ぶ
イヤホンやヘッドホンを使用するなら、イヤホンジャック有りを購入する必要があります。
しかし、モバイルディスプレイに接続するパソコンやゲーム機にもイヤホンジャックが搭載されているので、あまり重要ではありません。
Switch/PS4にはフルHDがおすすめ
SwitchやPS4はフルHDまでしか対応していないので、コストパフォーマンスの良いフルHDモデルがおすすめです。フルHDモデルでも十分に高画質なので、画質が悪いと感じることはありません。
金額もとても安くお値打ちに買えます。
PS4 Proには4Kがおすすめ
PS4 Proは4Kの高画質に対応しているため、4Kモデルを使用すれば美麗な映像を楽しめます。4KはフルHDに比べて飛躍的に映像が美しくなっているので、ぜひ4Kでプレイしましょう。
価格もかなり上がることがデメリットです。
ゲーム向けモバイルディスプレイおすすめ10選
ゲーム向けモバイルディスプレイおすすめ10選を紹介します。
ASUS ROG STRIX 17.3インチ
- リフレッシュレート240Hz
- 17.3インチの大画面モニター
- 応答速度3ms
ASUS ROG STRIXはゲーミングブランドのROGから発売しているゲーミングモニターで、240Hzのリフレッシュレートに対応しています。ゲームに便利な機能を多数搭載しており、快適にゲームすることが可能です。
大画面の17.3インチは持ち運びには向いていないが、作業領域が広く効率を上げられるでしょう。
参考 ASUS 公式サイトASUS MB16ACR 15.6インチ
- 780gの軽量なボディ
- USB Type-C接続が可能
- 15.6インチの大画面モニター
ASUS MB16ACRは15.6インチの大画面モニターを搭載しながら、薄さ8mmで重さ780gと携帯性に優れています。画面サイズは15.6インチと大きくても、非常に軽量なため持ち運びが苦になりません。
USB Type-C接続に対応しており、USB Type-Cケーブル1本で接続が完了します。
参考 ASUS 公式サイトASUS MB14AC 14インチ
- わずか590gの重さ
- USB Type-C接続が可能
- ブルーライト軽減機能付き
ASUS MB14ACはわずか590gの軽量ボディのため、ビジネスバッグに入れても気になりません。ディスプレイサイズは14インチとコンパクトで、どこにでも持ち出すことができます。
軽量なボディに加えて接続はUSB Type-Cで電源供給と映像出力が行えるので、電源アダプターを持ち運ぶ必要もありません。
参考 ASUS 公式サイトLenovo ThinkVision M14 14インチ
- USB Type-C接続が可能
- パワーパススルーに対応
- 軽量な14インチサイズ
Lenovo ThinkVision M14はUSB Type-Cケーブル1本で給電と画面出力が行えるため、電源アダプター等のケーブルが必要ありません。
パワーパススルー機能を搭載しているので、モバイルディスプレイ側に電源を供給すれば、接続しているノートPCへの給電も同時に行えます。
参考 Lenovo 公式サイトcocopar モバイルモニター 15.6インチ
- 豊富な接続端子を搭載
- コストパフォーマンスが非常に高い
- 630gの軽量ボディ
cocopar モバイルモニターは「USB Type-C」に加えて「mini HDMI」端子も搭載しているので、USB Type-C接続が行えない機器からでもHDMIケーブルを使い接続できます。
他の大手メーカーに比べると価格が安く、コストパフォーマスは非常に高いと言えるでしょう。
参考 cocopar 公式サイトcocopar モバイルモニター 17.3インチ
- 高解像度の4K画面
- 17.3インチの大画面モデル
- VESA規格に対応
cocopar モバイルモニターは高解像度の4Kに対応したモデルのため、非常に鮮明で美しい映像を楽しめます。モニターサイズは17.3インチと、モバイルディスプレイにしては大画面なので、迫力のある映像を表示することが可能です。
VESA規格に対応しているため、スタンド形式だけでなくモニターアームの使用もできます。
参考 cocopar 公式サイトEVICIV EVC-1502 15インチ
- 優れたコストパフォーマンス
- 搭載端子が豊富
- 保護カバー付き
EVICIV EVC-1502は20,000円以下で購入できるため、非常にコストパフォーマンスに優れています。搭載している接続端子は非常に豊富で、USB Type-CによるPD給電からmini HDMI端子まで対応しているため、端子不足で困ることはありません。
また、持ち運び用に保護カバーが付いています。
参考 EVICIV 公式サイトEVICIV EVC-1504 15.6インチ
- 4Kの解像度に対応
- 軽量性に優れる
- VESAに対応
EVICIV EVC-1504は非常に高画質な4K映像を表示することができるので、迫力のある映像を楽しめます。本体がとても薄くて軽いため、軽量性に優れたモデルです。
また、VESAに対応しているため、モニターアームを使用することできます。外出時はスタンドで使用し、自宅作業時はモニターアームを使い分けることが可能です。
参考 EVICIV 公式サイトG-STORY ポータブルモニター 15.6インチ
- 最大165Hzのリフレッシュレート
- 応答速度が1ms
- 端子接続が豊富
G-STORY ポータブルモニターは最大165Hzのリフレッシュレートに対応しているため、高リフレッシュレートが重要なゲームに向いています。応答速度も1msと非常に速いことが特徴です。
搭載端子はUSB Type-Cやmini HDMIなど豊富に揃えているので、接続端子が不足で困ることはないでしょう。
参考 G-STORY 公式サイトI-O DATA EX-LDC161DBM 15.6インチ
- 広視野角のADSパネル採用
- USB Type-Cケーブル1本で接続
- 持ち運び用のケース付き
I-O DATA EX-LDC161DBMは上下左右170°のどこから見ても、鮮明な映像を見ることができるADSパネルを採用しています。横からディスプレイを見る人にとっても、しっかりとした映像を見ることが可能です。
持ち運び用のケースが付属しているので、傷がつく心配もありません。
参考 I-O DATA 公式サイトライターあとがき
モバイルディスプレイは持ち運びに優れているので、外出先でも作業領域を確保できます。高解像度の4K対応したモデルも安価で販売されるようになったため、比較的購入しやすくなったはずです。
また事務作業だけでなく、ゲーミング用のモバイルディスプレイもあり、友達と集まって遊ぶときにも使えます。
使用用途に合ったモバイルディスプレイを選ぶことが重要です。