スマートウォッチは海外メーカーが大半のシェアを占めており、あまり日本メーカーを聞いたことがないかもしれません。
しかし、ソニーやカシオといった日本メーカーもスマートウォッチを販売しており、日本人にとって使いやすい製品を開発しています。
ここでは、日本製スマートウォッチの選び方や実際におすすめする日本製スマートウォッチを紹介します。
スマートウォッチとは
スマートウォッチとは、CPUが搭載された腕時計の形をした電子機器です。スマートウォッチが発売された初期は、かなり安っぽいデザインだったため普及しませんでした。
最近のスマートウォッチは本物の時計と見分けがつかないようなデザインもあります。また、スマートウォッチはスマートフォンの通知を腕で確認できるため、通知の見落としが少なくなります。
日本製スマートウォッチの注目の機能・性能
スマートウォッチの注目の機能・性能を解説します。
- FeliCa搭載
- 血中酸素濃度測定
- 心拍数測定
FeliCa搭載
FeliCaとは、非接触型ICカード技術のことで、日本メーカーのソニーによって開発されました。
FeliCaはセキュリティの強固さから駅の自動改札口や電子マネー決済に用いられており、かざすだけで使えるため非常に便利な技術です。
今では、ICカードやスマートフォンに搭載されるだけでなく、スマートウォッチでも使用できます。
血中酸素濃度測定
血中酸素濃度とは、赤血球によって肺から全身に運ばれる酸素の濃度のことです。最近のスマートウォッチに搭載されるようになった機能で、簡単に測定できます。
血中酸素濃度を測定するには、オムロンなどが販売しているパルスオキシメーターという医療用器具が必要です。スマートウォッチに機能を搭載することで、簡易な測定が行えるようになりました。
心拍数測定
スマートウォッチには心拍数測定機能が搭載されているモデルが多数あります。スマートウォッチは時計だけでなく、運動量や生活習慣を記録するようになったためです。
日々の心拍数を測定することで、生活習慣病の早期発見にも役立ちます。スマートウォッチの中には、事前に心拍数上限値を設定することで、心拍数が上限値を超えた場合に警報を出すことも可能です。
日本製スマートウォッチの特徴
日本製スマートウォッチの特徴を解説します。
- 専用アプリが日本語に完全対応
- 本体サイズが日本人向け
- 日本製品の安心感
専用アプリが日本語に完全対応
スマートウォッチには日々の生活習慣記録のために、専用のアプリが展開されています。このアプリをスマートフォンにインストールすることで、自動的にデータを記録できるので入力漏れがありません。
日本製スマートウォッチは専用アプリが完全に日本語対応しているため、一部が英語表記になってしまうといったことがなく、日本人にとって扱いやすくなっています。
本体サイズが日本人向け
日本製スマートウォッチは日本人をターゲットに作られているため、日本人にとって最適なサイズ感です。
世界シェアを占めているスマートウォッチは外国人向けに作られているため、腕の細い日本人では本体が大きく感じることもあるでしょう。
米国製のスマートウォッチは本体もかなり大きく迫力のあるデザインをしているので、見栄えは良くても日本人には向かないデザインです。
日本製品の安心感
やはり日本製スマートウォッチは購入後のサポートを含め、品質の安心感があります。万一のときでも、日本人スタップのサポートが充実しています。
また、取扱説明書も日本語対応しているので、初期設定やトラブル発生時に英語や中国語で取扱説明書が読めないということもありません。
日本製品は安いスマートウォッチでも、それなりの品質は確保されていることも特徴です。
ソニー(SONY)のスマートウォッチの便利な機能の使い方
日本製スマートウォッチのおすすめメーカー
日本製スマートウォッチのおすすめメーカーを解説します。
- ソニー
- カシオ
- 山善
ソニー
ソニーは映像技術・音響技術がとても高く、日本のTOPIX Core30に選ばれているメーカーです。
スマートウォッチ部門はwenaシリーズを販売しており、時計のベルトをスマートウォッチ化するという画期的な製品です。
またソニーのCMOSイメージセンサーは世界首位であり、ソニー製のイメージセンサーは市場を伸ばしています。
カシオ
カシオは日本を代表する電機メーカーであり、計算機や時計を主に扱っています。
カシオは正式名称を「カシオ計算機株式会社」という社名の通り、機械式計算機を作っていたメーカーです。時計では1983年に販売したG-SHOCKが非常に有名であり、高耐久で人気があります。
2016年からスマートウォッチ事業に参入しており、実はAppleとあまり参入時期は変わりません。
山善
山善は大阪府に本社を置く専門商社であり、りそな銀行を主幹事とした大輪会の会員企業です。
取り扱う製品は工作機械・産業機械や家庭用機器など多種にわたり、扇風機の取扱が多くなっています。山善で取り扱う製品は、比較的価格が安く、コストパフォーマンスが高いことが特徴です。
山善でもスマートウォッチを取り扱っており、数種類のラインナップがあります。
コスパの良い日本製スマートウォッチの選び方
コスパの良い日本製スマートウォッチの選び方を解説します。
- デザインで選ぶ
- バッテリー持ちで選ぶ
- 価格で選ぶ
デザインで選ぶ
スマートウォッチはビジネス向けやスポーツ向けのデザインがあります。ビジネス向けデザインはまるで本物の時計を身に着けているようで、スマートウォッチとは思えません。
スポーツ向けはベルトにゴム製を使用するなど、水や汗に強い素材を採用しています。そのため、スマートウォッチのデザインは使用する用途にあわせて選ぶといいでしょう。
バッテリー持ちで選ぶ
スマートウォッチは日中だけでなく、睡眠時も身に着けるためバッテリー持ちは非常に重要です。ヘルスケア目的にスマートウォッチを利用する人も多いと思います。
しかし、バッテリー持ちの悪いスマートウォッチでは睡眠時に使用することができず、夜間は充電をしなければいけません。
そのため、ヘルスケア目的に使用する場合は、バッテリー持ちのいいスマートウォッチが向いています。
価格で選ぶ
スマートウォッチの価格は数千円〜数万円まで、かなり広い価格帯が設定されています。安い価格のスマートウォッチは最低限の通知機能などしか搭載されておらず、決して便利とは言えません。
日々の生活データを収集することが目的なら、1万円前後くらいをおすすめします。数万円する高価なスマートウォッチは機能面より、デザインやブランドが価格に大きく影響しているためです。
日本製スマートウォッチのおすすめ10選
日本製スマートウォッチのおすすめ10選を紹介します。
ソニー wena 3 metal Silver
- お気に入りの時計をスマートウォッチ化できる
- 高級感の高いデザイン
- Suicaに対応
ソニー wena 3 metal Silverをおすすめする理由は、高級感の高いデザインと、お気に入りの時計をスマートウォッチ化できるからです。
ソニー wena 3 metal Silverは普通のスマートウォッチとは異なり、時計のバンドをスマートウォッチ化できます。高級感の高いメタルバンドを採用しているため、フォーマルな服装やビジネス向け用途にも最適です。
また、Suicaを含め様々な電子マネーを利用できます。
参考 ソニー 公式サイトを使うことができます。
ソニー wena 3 rubber
- お気に入りの時計をスマートウォッチ化できる
- スポーツに適したバンド
- Suicaに対応
ソニー wena 3 rubberをおすすめする理由は、お気に入りの時計をスマートウォッチ化でき、スポーツに適したモデルだからです。
ソニー wena 3 rubberは時計のバンドをスマートウォッチ化するため、元になる時計が必要になります。これまで使っていた普通の時計をスマートウォッチに変えたい人におすすめです。
また、バンド素材はスポーツに適したゴム製を採用しているので、汗に強く水で簡単に洗うことができます。
参考 ソニー 公式サイトソニー wena wrist pro
- 航空計器の水平儀デザイン
- 1週間の電池持ち
- 電子マネー機能を搭載
ソニー wena wrist proをおすすめする理由は、水平義をモチーフにしたデザインと電池が1週間持つためです。
ソニー wena wrist proは「河森 正治」氏がデザインしたモデルで、ベースには機械式時計を採用しています。デザインは航空計器の水平儀をモチーフにし、機械部分は透けて見える構造です。
1回の充電で1週間持つ電池を内蔵しているため、毎日のように充電する必要はありません。そのため、日々の健康管理にもおすすめできます。
参考 ソニー 公式サイトソニー Smart Band 2 Black
- 安くコスパに優れている
- 優れた防塵防水性能
- ライフログ管理に便利
ソニー Smart Band 2をおすすめする理由は、非常に価格が安く、優れた防塵防水性能を備えているからです。
ソニー Smart Band 2は数千円で購入できるコストパフォーマンスに優れたモデルで、費用を安く抑えたい人に向いています。防塵防水性能はIP68を取得しているため、水回りや雨の中でも安心して使用可能です。
心拍数やストレスレベルといったライフログを記録できるので、毎日の健康管理が行えます。
参考 ソニー 公式サイト山善 CHRONOWEAR 2 合成皮革PU
- 落ち着いたデザイン
- 便利な通知機能
- 高い防塵防水性能
山善 CHRONOWEAR 2をおすすめする理由は、落ち着いた皮製のデザインと、便利な通知機能を搭載しているからです。
山善 CHRONOWEAR 2は合成皮革PU素材のバンドを用いており、落ち着いたデザインのためフォーマルな服装にも似合います。
便利な通知機能を多数搭載しているので、スマートフォンの通知確認にとても便利です。通知確認意外にも、運動記録や気温表示などの機能も搭載しており幅広く使用できます。
参考 山善 公式サイト山善 CHRONOWEAR Lite シリコン
- スポーツ向けデザイン
- 高い防塵防水性能
- 価格が安い
山善 CHRONOWEAR Liteをおすすめする理由は、スポーツ向けのデザインと防塵防水性能に優れているからです。
山善 CHRONOWEAR Liteはゴム製バンドを採用しており、汗をかいても気にせずに使うことができます。高い防水性能があるため汗で汚れても、水洗いができるため大変便利です。
価格は約1万円とかなり安く、購入しやすいと思います。そのため、高価なスマートウォッチは必要ないが、最低限の通知確認などを行いたい人向きです。
参考 山善 公式サイトカシオ G-SQUAD ホワイト
- 衝撃や振動に強い
- 活動状況をリアルタイムに計測
- ソーラーアシスト充電に対応
カシオ G-SQUADをおすすめする理由は、衝撃や振動にとても強く、リアルタイムに活動状況を計測できるためです。
カシオ G-SQUADはG-SHOCKシリーズから発売している、心拍計+GPS機能搭載モデルになります。G-SHOCKシリーズ特有の非常に堅牢なボディと5種類のセンサーを搭載することで、あらゆる状況下で計測を行うことが可能です。
ソーラー充電ができるため、時刻や通知確認ならバッテリーを気にせずに使えます。
参考 カシオ 公式サイトカシオ PROTREK カーキ
- 釣り好きにおすすめ
- 10気圧防水機能
- 衝撃や振動に強い
カシオ PROTREKをおすすめする理由は、防水性能に優れており、釣り好きにとって便利な機能が搭載されているからです。
カシオ PROTREKは釣りを快適にサポートする機能が搭載されており、釣り好きな人に向いた構成となっています。例えば、設定した場所の釣りに適した時刻や釣りやすさを表示させることが可能です。
スマートフォンで使える専用アプリにも、釣りの場所設定やメモを残す機能があります。防水機能もあるので、釣りのような水場でも安心です。
参考 カシオ 公式サイトシチズン Eco-Drive W510 ブラック
- 見た目は普通の時計
- 専用アプリで連携可能
- 女性にもおすすめ
シチズン Eco-Drive W510をおすすめする理由は、見た目は普通の時計でありながら、日々の生活データを記録できるからです。
シチズン Eco-Drive W510は普通の時計のようなデザインをしており、スマートウォッチとは思えません。専用アプリをスマートフォンにインストールすることで、日々の生活データの記録をとることが可能です。
全体的に綺麗なカラー配色になっているので、女性が使用しても違和感はありません。
参考 シチズン 公式サイトシチズン Eco-Drive W770 チタニウム
- クロノグラフ機能を搭載
- サファイアガラスを採用
- ボタン電池使用で充電が不要
シチズン Eco-Drive W770をおすすめする理由は、クロノグラフのカッコよさと、サファイアガラスの美しさを備えているからです。
シチズン Eco-Drive W770は一般的なスマートウォッチとは異なり、ほとんど普通の時計と違いがありません。男らしいクロノグラフデザインが特徴で、重厚感が高く見栄えに優れています。
一見普通の時計に見えても、しっかりとしたスマートウォッチなので通知確認機能は搭載しています。
参考 シチズン 公式サイトライターあとがき
スマートウォッチは海外メーカーが大半のシェアを確保しているため、あまり日本製のスマートウォッチは聞いたことがないかもしれません。
しかし、日本のソニーやカシオといったメーカーは積極的にスマートウォッチを開発しています。日本メーカーの安心感や購入後のサポートは日本メーカーに分があります。
海外製だけでなく日本製も購入の検討に入れてはいかがでしょうか。